aspotaトップサイトマップ

« 審判育成手順#2 | メイン

イチロー選手の功績

遂に、イチロー選手がピート・ローズ選手の持つ通算安打記録を抜きました。メジャー通算安打記録は、ピート・ローズであることは間違いありませんが、プロ野球選手の中で、世界中で一番多く安打を記録した選手は、間違いなくイチロー選手です!本当に素晴らしい記録だと思います。おめでとう!


僕は、ラッキーなことにイチロー選手の日本時代を間近で見ることが出来た審判の一人です。だからこそ、よくわるのですが、彼は常識を破ることが出来る、真のスーパースターであると断言できます。日本では、打者は、投球を選んで打つ。打てなくても四球で出塁すれば、安打と同じ価値があるという長年の常識がありました。それを覆したのがイチロー選手です。かれほど、ヒットに出来る投球ゾーンの広い選手はいないでしょう。悪い言い方をすると打てる範囲はなんでも打っていく選手です。だから、あれだけの世界一ヒットを打てる男となったのです。


それによって、当時のパリーグ野球が変わりました。当時の日本投手の打者への攻め方は、”細かいコースの出し入れ”で勝負することが常識でした。ところがイチロー選手のような打者には、それが通用しなくなります。出しても入れても全部打たれるようになるからです。そうなるとどうなるか?ストライクで勝負できる投手しか生きていけなくなるのです。ストライクで勝負するには、投げた投球自体の球威や変化球のキレの度合いがないと勝負に勝つことが出来ないのです。


当時のパリーグでは、まず、イチロー選手のような投球を選ぶのではなく、初球からドンドン打っていく打者が増えていきました。そこで、投手サイドでは、ストライクを投げて勝負できる投手が育っていくようになりました。そんな中、松坂投手、ダルビッシュ投手、岩隈投手、和田投手などは、そこからメジャーに巣立っていきました。


僕がパリーグで審判をしていた当時、いまよりお客さんは入っていませんでした。でもイチロー選手を見に来るファンは、明らかに多くいて、観客動員を大幅に増やすことになっていました。現在は、パリーグの試合にも多くのお客さんが来るようになりました。その要因の一つは、イチロー選手がパリーグの野球を変えてくれたことだと断言出来ます。


イチロー選手は、ヒットを世界一打った選手というだけでなく、日本球界に、とてつもなく大きな功績を遺した世界一の選手なのです。

CIMG2947.JPG
■シアトル時代のイチロー選手。イチロー選手のメジャーでの活躍が、アメリカ時代の僕に多大な勇気を与えてくれたこともまぎれのない事実です。本当に感謝しています。

Calendar

2016年06月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

カテゴリー