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マイナー審判 昇格システム#2

マイナーリーグには、マイナー審判を専門に見ているスーパーバイザー7人がいて、全米で行われているルーキーリーグからAAクラスまでの試合を査定をしながら回っています。シーズン中に1人のアンパイアに対して4回査定を行いに行きます。1回の彼らの訪問で、クルーの各ポジション1回ずつを見てもらい、その査定評価4回の合計、総合評価がその年のランキングとして現れるのです。


シーズンの前半に2回それぞれ違うスーパーバイザーが見に来ます。後半にも2回彼らが見に来ます。前半2回の評価の合計が、オールスター休みに前半の評価として評価表が送られてきます。ここにも各レベル審判内でのランキング(順位)が記されていて、そのランクの基づいて、後半戦上位クラスに空きが出た場合に1位の審判から昇格していきます。


このスーパーバイザーの訪問は、原則抜き打ちです。ある日突然、スタンドを見るとスーパーバイザーの姿が見えたりします。見つけた人は、パートナーに彼らが来ていることをサインで伝えます。その日から2~3日間、このスーパーバイザーがクルー全員の仕事を査定していきます。ただ、まだまだ教育がメインなので、試合後に審判ロッカーに来て、その試合のフィードバックをしてくれます。

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■普段一緒に試合を裁いているクルーメンバーもお互いにライバルです。でも、ライバルを蹴落とそうなんて審判は、絶対に昇格出来ません。昇格の条件の一つとして、他の審判員が一緒に仕事がしたいと思われることです。

スーパーバイザーが来ているときだけ一生懸命になるわけではありませんが、本当に緊張の数日間となります。そん時の評価が数字になって現れるのです、とても良い刺激になります。こんなシーズンがありました。その年のランキングが36人中33番でした。これは、次の年に再びこのようなランクであれば、おそらく解雇になるという順位です。さすがに発奮して、次の年の前半終了後のランクを5位まで上げて、後半戦始まってすぐに昇格出来ました。


こんなジェットコースターに乗っているような経験も、今となっては本当に良い思い出です。

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