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アメリカ回顧録 1992年#2

英語が全く出来なかった僕がアメリカの審判学校に入学することを決めた理由の一つに渡米の数年前に大ヒットした映画『トップガン』を観たことにあります。


『トップガン』は、主人公のマーベリック(トム・クルーズ)は、海軍の戦闘機パイロット。その海軍戦闘機パイロットで優秀な者、エリートパイロットだけを集めて、その中でのトップの座を競わせベスト・オブ・ベストのパイロットを養成するフライト・スクールを舞台に繰り広げられるアクション、青春映画です。そのフライト・スクールの様子がアンパイア・スクールと僕にとっては凄く被っていて、アメリカの審判学校に憧れたのでした。


一番印象に残っているシーンは、全体的なストーリーになってしまいますが、マーベリックがパートナーのグースを自分との飛行中に事故で失ってから、自信を失いますが、自力で立ち直り、最後は本当のロシアとの戦闘で、ヒーローになって復活するというストーリー部分です。ここは、後にプロ審判になってから見返して何度も勇気づけられたところです。審判の仕事は、時に自信を無くしかけることが何度か訪れます。そのつらい時を歯を食いしばって自力で立ち直るということを繰り返し審判として成長していくのです。


審判学校に憧れることの原因となったシーンは、フライト・スクールの休日に遊んでいたビーチ・バレーのシーンと夜に遊びに行ったバーで会った女性教官を歌で口説くシーンを見てアメリカ、そして審判学校に憧れたものでした。特に教官を口説いた曲は、アメリカ人ならみんな知っているオールディーズのソングで、ライチャス・ブラーザースの『You've lost that loving feeling』(邦題 振られた気持ち)です。これだけは絶対英語で完璧に歌えるようにして、アメリカで絶対歌ってやろう!と思って覚えて渡米しました。実際にバーで口説くということは1回も出来ませんでしたが、当時アメリカで流行りだしていた”カラオケ”で歌って大絶賛を受けることに役立ちました。


単純に映画の映像、風景の素晴らしさに憧れて、曲も歌えるようにしてアメリカに行きましたが、たった一曲を英語で歌えるようにしていったことが何度もアメリカ人とのコミュニケーションをとるための助けになったことか。


たった一本の映画を観たこと、そしてそれがきっかけで覚えた一曲の歌。英語の全くで出来なかった僕を救うことになってくれたことか。今思えば、これらがなかったら今の僕はなかったんだろうなとも思います。トップガンと振られた気持ち。たったこれだけで僕の人生が大きく変わったんだなぁと何か今さら感動しています。

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