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体系的な教育システム#2

審判を育成していくうえで、
日本審判界において、一番欠けている
と思われるのが、”2人制審判”
を経験する場がひじょうに少ないことです。


2人制は、人が足りないからとか、審判に
お金をかけたくないからという理由でしか
やられてこなかったかと思います。


でも実は、この2人で審判することこそ、
審判の基礎を学ぶことに対して、
この上ない効果があるのです。
僕は、アメリカでそのステップを踏んで
きたので、そのことがよくわかっています。


例えばポジショニング。(プレーを見るときの位置取り。)
2人制では、球審が3塁に行ってプレーを見る際に、
ダイヤモンドの内側でプレーを見ます。
これは、そうでないと、送球がそれて、
本塁でプレーがある際に、戻れなくなるのです。


2人制では、必ずこの位置から判定します。
この位置からだと、走者がレフト側にタッグ
を避けるためにスライディングした場合に、
完全に死角になる場合があります。


もし、このようなプレーを何回か体験すると、
「では、どこで見たらもっと正確に見ることができるのだろうか?」
と考えるようになります。これが大事な事なのです。
2人制では、死角が生まれることが多いのです。
この死角からプレーを判定するという経験が、
審判の基礎技術を向上させてくれるのです。


2人制審判を経験した後に、3人制や4人制審判
をやるようになると、審判員自身の経験から
プレーを見るときの最適なポジショニングが、
自然にわかるようになるのです。


チームサイドからすると、2人制では、
正確に判定できないと思われているので、
敬遠されることがあると思います。
でも、審判を育成するという見地から考えると、
素晴らしいシステムなのです。


このようなことを野球界にいる人たちに
理解してもらうようなことを
僕がしていかないといけないのだなということを
感じている今日この頃です。


帰国したら、早速動いていきたいと思います。


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