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ゲーム・コントロール

パートナーの休養で、予定外に忙しくなりましたが、
このシリーズでは、収穫が大きかったように感じます。


金曜日の僕が球審の試合では、バリーがハーフ・スイング
の判定で、攻撃側バッティング・コーチを退場させました。


僕が、バリーに訪ねたハーフ・スイングの判定に対して
ベンチからコーチが何か叫んでいました。
お客さんのブーイングなどで、我々には、何を言っているか
わかりませんでした。
バリーは、何を言っているかわらなかったのですが、
コーチに警告を入れました。
それでもコーチは、何か文句を言い続けました。
これでもう退場です。


コーチは、バリーのところへ飛び出していきました。
何で「何で俺が退場なんだ!」と繰り返しバリーに聞いていました。
バリーの応えは、「ルールに則った抗議をしなかったから。」
とこの一点張りです。
そうなんです。ここが大事なんです。
ルールで、ストライク・ボールに関して抗議はできない。
と明記されています。しかも、監督だけが抗議権を持って
いるのです。抗議権のないコーチが、ギャーギャーとベンチで
判定に対して騒ぐことは、明らかに規則違反になります。


なかなか球場を去らなかったので、
ここで僕の出番です。コーチとバリーの間に無理やり入って、
「早くこの場を去ったほうが良いですよ。」と言いました。
「なぜ?」と聞かれたので、「あんたは、退場になったんだから
早く出て行ってください。僕は、試合を進めなければならないから。」
と言いました。「どうして抗議できないんだ!」と言ったので、
「あんたは、監督ではないんだから!」と言い返すと、
「捨て台詞をはいて、去っていきました。」


もうこの時点で、我々の判定に関しては、
話の外に飛んでしまっています。
ここが大事な事なのです。
審判の仕事で大切なことは、ルールに則り、試合を進行し、
試合を終わらせることなのです。


そんな一番大事なことを認識させてくれた試合でした。
我々は、正確な判定を下すために100%の努力をしています。
その結果である判定は、そんなに大事なことではないのです。
それよりも、その結果にに対して、試合進行の妨げになるような
行為をしたり、我々を侮辱するような行為をした場合に、
権力を使う行為をできるかどうかのほうがはるかに大事なことなのです。

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