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こんなルール

”追い越しアウト”というルールがあります。
例えば、走者1塁で、打者がライトフライを打ちました。
通常走者は、ライトが飛球を捕ったら、
一塁へ戻って、2塁へ行くのであれば、塁を踏んでから
でないと2塁を狙えません。
なので、1塁方向へ戻ります。


その時、打者走者は、お構いなしに1塁をオーバーラン
して、2塁を狙います。ここで、”追い越し”が起こる
ことがあります。ライトが打球を捕球すれば、追い越し
にはなりませんが、もし、ライトが打球を落とせば、
打者走者が、前位の走者を追い越したことになり、
打者走者がアウトになるというルールです。


それともう一つ、コーチが肉体的に走者の走塁を援助した
場合にアウトになるというルールがあります。
2塁走者が打者のヒットで、本塁へ突入するようなときに、
コーチが身体を張って突入を阻止した場合などが、
これに当たります。


今年の4月ごろにMLBでこんなプレーがあったそうです。
状況は僕もよくわかりませんが、前位の走者が、打球が
捕球されたと勘違いして、もともといた塁へ必死に戻ろうと
していました。後位走者は、捕球されていないのを確認
していたので、次の塁へ進もうとしていました。
ここで追い越しが起こりそうになります。


そんな状況で、行為の走者が身体を張って、前位の走者が、
自分を追い越さないように止めたそうです。それにより、
追い越しが妨げたのです。


コーチは、身体を張って走者の走塁を助けることが
できないとルールに明記されています。しかし、
走者に関しては、他の走者の走塁を身体を張って
助けるということに関して、明記されていません。


僕の師匠のジム・エバンスに確認しました。
彼も、「この件に関しては、ルールには明記されていない。
今のところの解釈では、走者は、体を張って、他の走者
を助けることが出来る」。と言っていました。


そして、こんな例を挙げてくれました。
かなり昔のことですが、大学野球でのことです。
走者1塁で、右中間のいちばん深いところに打者が
長打を打ちました。ランニング・ホームランになる
ような打球です。1塁走者は、3塁本塁間で、
突然、心臓発作を起こして、倒れたそうです。
後から来た打者走者は、それを見て、
追い越すことができないので、何とその走者を
抱えて本塁へ向かったそうです。
そして、追い越しにならないように注意しながら
順番に本塁を踏んだそうです。


ちなみに心臓発作で倒れた走者は、あいにく、
亡くなっていたそうです。『走者が死体を運んでホームイン』
ということで大変話題になったそうです。
この例から、走者は他の走者を身体を使って助けても
良いという解釈を取っていることがわかります。

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