« シアトルでの休日 | メイン | 試合を決める1球の判定 »

ファール、デッドボール、それともスイング???

先日の僕が球審をやった試合で、
こんな状況がありました。


投球が打者に当たったのかそれとも
バットに当たったのかで判断に困る事は、
よくあることなのですが、
その時は、スイング(打ちに行ったかどうか)
が入っていました。


投球は、左打者へのインサイドの投球でした。
そんなに厳しいコースではありません。
しかし、明らかにボールの投球でした。


打者は、ゆるく投球を当てに行くような
動作(スイング)をしようとしたように見えました。
その時に投球が腕(手首と肘の間)にかすりました。


もし、この場面で、投球が打者に当たっていなくて、
その動作がスイングかどうかと問われたら、
多分迷わず”ノースイング”と判定するでしょう。


でも、僕は、直感的にデッド・ボールとは判定できませんでした。
その動作が、投球にバットを当てに行ったように
見えたからです。ちょうど”バント”するのと同じような
感じです。


こんなようなことを一瞬に頭の中で
いっぱい考えているのです。
そして、僕はとっさに、「ファール」と言って
両手を挙げていました。


バットに当たっていないので、
明らかにファールでは、ありません。
僕もなぜファールと宣告したかは自分でも
わかりません。自分の中で得ていた結論は、
”間違いなくデッド・ボールではない。”
という結論だけしかこの一瞬の判断で
出来なかったのだと思います。


打者は、自分で当たっているので、
通常抗議をしてくるのですが、
「スイングしちゃったよね?」
と聞いてきました。


そうなんです、バットスイングは、スイング
というには不十分だったと思うのですが、
打者は、投球を当てに行こうとする
行為を途中でやめなかったのです。
だから、この場合は、スイングと判定するべきだったのです。


僕の”宣告”は、間違っていましたが、
(ファール)結果はストライクが増えただけ
なので同じとなり、誰一人からも抗議を
されずに済んだという珍しいプレーでした。


Calendar

2016年09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー