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ひとつの判定で・・・。

昨晩の試合では、こんな事がありました。


4回の表だったと思います。
両投手の好投で3回まで0点の試合でした。
とても足の速い一番打者が3遊間に強いゴロを打ちました。
3塁手がダイビングしてその打球を捕りました。
すぐに起き上がって1塁へ送球しました。


僕は、1塁審で、送球された瞬間に、
『これは、凄く際どくなる!』と思いました。
その打者の足は、ものすごく速く、このシリーズで
何度も1塁フォース・プレーで際どいプレーになっていたのを
見ていたからです。


審判は、アウト・セーフなどの判定を予測する事は、
先入観が入り、正しい判定が出来なくなるので、
してはいけません。
でも、どのようなプレーになるかを予測することは、
とても大事なことなのです。


今日のケースでは、それが生きました。
3塁手の良いプレーで、しかも良い送球でした。
ホームチームの守備だったので、球場にいた
99パーセントの人々は、アウトになることを期待していたでしょう。
そのような雰囲気が僕にも伝わっていました。
だから、”アウト”とコールしてしまうことがあるのです。


しかし、このプレーの際は、
際どくなることを予測していたので、
最後まで慎重に見ることを心がけていました。
案の定、捕球する一瞬手前で、走者の足がベースに届くのが、
見えました。
自信を持って、『セーフ』と宣告しました。


観客からは、ブーイングの嵐でした。
でも、自信があるときは、このブーイングも気持ちの良いものです。
守備側からの抗議もありませんでした。


野球とは怖いもので、このあと、それまで調子の良かった投手が、
突然打たれて、この回4点を失いました。
結局、この4点が命取りとなり、ホームチームは、
試合に負けてしまいました。


僕の判定で、試合が決まったと言って良いでしょう。
野球では、ひとつの判定で、
試合が決まることがたびたびあります。
そのぐらい、判定というものは大事なもので、
責任があるのです。
それをしっかり裁くために我々は、日々いろいろな勉強をしてくのです。
一番の勉強は、”経験”です。
あらためて、審判という仕事の大事さと重要性を感じさせられた試合でした。

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