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2009年07月 アーカイブ

2009年07月01日

シーズン中間査定表

マイナーリーグ審判でも、AAAより下のクラス審判達は、
前半戦が終わったこの時期に、”シーズン中間査定表”
というものを受け取ります。


この査定表の中には、ランキングというのも含まれていて、
これから先のシーズンでの昇格は、このランキング
をもとに行われます。


例えば、昨シーズン末のランキングで10番だった人がいるとします。
今日までのところ9人が上のクラスに昇格していたとすると、
10番だった彼は、中間査定表がくるまでは、次に昇格する候補
の一番目だったということになります。


それが、今回のランキングで再び10番になったとすると、
今シーズンの昇格は、かなり難しくなるということになります。


AAAには、中間査定というものがありません。
ランキングというものもないようです。


その代りに、メジャーから興味を持ってもらい、
既定の路線に乗るか、そこから外れて、
クビになるかの2つの道しかないのです。


ランキングや、査定表がないということは、
日々、先輩にアドバイスや意見を求めて、
自分で自分を査定していかないといけないということになります。


又、モチベーションを維持することの、難しさを感じています。
これから先は、MLBスーパーバイザーが見に来てくれる
機会が増えると予想されます。


普段通りの審判ぶりを多く見てもらえるように祈るだけです。
頑張ります!

2009年07月03日

パウエル投手退場!

昨晩の試合は、6月後半にリーグ内各地で降った雨の
影響で流れた試合を組み込んだので、
ダブルヘッダーになりました。


他のクルーが流した分ですが、これもお互い様。
僕たちも3試合ほど流しているので、
これでもまだプラス・マイナスでマイナスなので、
2試合減っていることになります。
まだこの先の天候は、わかりませんが、
一応”ラッキー”ということにしておきます。


そのダブルヘッダーの2試合目には、
近鉄や巨人で活躍したジェラミー・パウエル投手が先発しました。


彼の登板試合を3試合ほどみましたが、
コントロールは良いのですが、
スピードは、あまりなく、打たれる時には、長打になる傾向
があるようです。接戦になりましたが、
勝つことができませんでした。


3試合で一度も勝ち投手にはなっていません。
本人もよっぽどイライラしていたのでしょう。
試合の終盤で、塁審の盗塁判定に対して暴言を吐き、
退場になりました。


投手が塁審の判定に対して文句を言って退場になったところを
初めて見ました。


日本での実績やプライドがあり、
AAAで思うように活躍できないという現実に挟まれて、
想像以上にストレスが溜まっているのでしょう。
審判にその矛先を向けたのでした。


そのパワーを投球にぶつけて、
もう一度、輝いて欲しいと思いました。

2009年07月04日

ホームシック

毎年のことながら、現在ホームシックぎみです。


アメリカは、本日4日が独立記念日なので、
今週末は、ホリデー・ウィークエンドといって、
家族で出かける週末になっています。


滞在中のホテルにも、多くの家族が、いろいろなところから
遊びにきていて、家族で楽しんでいる様子がうかがえます。


昨晩は、ここルイビルでも独立記念日前夜の花火大会があり、
多くの人たちが、家族で花火鑑賞を楽しんでいました。
そんな姿をみていたら余計に恋しくなりました。


このような光景を見ると、むしょうに家族に会いたくなります。
でも、これも、超えなければならない壁のひとつなのです。


早く家族をアメリカに呼んで、一緒に生活できる日が、
1日も早く来るように頑張っていきます!


皆さん、時間があるときでよいので、
叱咤・激励、何でも構いませんので、コメントをお願いします。


2009年07月05日

独立記念日

7月4日は、皆さんもご存じでしょうが、
アメリカの独立記念日です。
こちらでは、特別な日で、各地で建国を祝う行事
が行われています。
仲間に聞くと、やはりこの日はアメリカ人にとっては、
特別な日だと口をそろえて言っていました。


そんな特別な日の試合だったのですが、
朝から雨で、夜10時ごろまで止みそうにありません。
球場に行きましたが、
入ってくる情報は、悪いものばかり。
GMら、チーム関係者が、わずかな望みをたくしていた、
雨雲が2時間ぐらい切れるという願いも通じず、
6時開始の試合でしたが、8時30分に中止が決まりました。


スクラントンでの数試合は、罪悪感をもっての中止でしたが、
今日の中止は止むを得ません。
観戦に来てくれていたお客さんには申し訳ありませんが、
今日の雨はしょうがないでしょう。
明日は、午後1時からダブルヘッダーです。
天気がよくなり、家族連れのお客さんがたくさん来て、
楽しんで帰ってくれるような試合になればと願います。


ちなみに、GMが雨の事でチーフのRJとの会話の中で、
「今日は、15,000人分のチケットが売れていて、
中止にすると、2~3000万円の利益が消えてしまう。」
と言っていたのが印象的でした。

2009年07月07日

ルーキーリーグ?

今日の試合では、まるで初めてプロで投げる投手が、
緊張のあまりに、ストライクが入らなくなり、
四球を連発するという、AAAでは、なかなか見ることが出来ない
お粗末な試合の球審を担当しました。
しかも代わった投手、代わった投手と、3人の投手で、
1イニングに合計8点も取られるひどい試合でした。


しかも、際どい所にまったく投球できなくて、
明らかなボールを投げ続けていたのでした。
そのうち2人は、メジャー経験がある投手でした。
(どうやらリハビリ明けだったようですが・・。)


ルーキーリーグ時代に、たまにこのような投手がいたかな
という記憶ぐらい、このような試合の球審をやったことありませんでした。
そういえば、このような試合のときに、
”我慢する練習”と自分に言い聞かせていたことを思い出しました。
本当にある意味良い練習になりました。


ちなみに勝っていたチームの捕手が、
2度目の見逃し三振をコールした際に、
何も言わずに、バッターボックスで、
ヘルメットとバットを地面にたたきつけたので、
今シーズン4度目の退場を宣告しました。


本人は、何も言わずに去っていきましたが、
監督は、「あれで退場はないだろう、
三振のあと皆バットぐらい投げるだろう。」
と抗議してきましたが、あのような態度を許すと、
見ている他の選手や監督になめられるので、
良い退場だったと思います。


退場は、よかったのですが、
ミッド・ウエスト・リーグ所属の濱野審判命名の
『英作文の宿題』をやらなければならないので、
その点だけは重荷です。
アメリカ人だったら、何気兼ねなく退場させられるのになぁ~
と何度思ったことか。


このハンデを乗り越えていかないと、
メジャーでは審判が出来ないということだと思うので、
克服します。と、英作文の勉強に燃えようと決意したのでした。

CIMG2373.JPG
■7月5日に行われたダウンタウン、インディアナポリス
 での独立記念日花火大会

2009年07月08日

当日移動

昼間の試合前に4時間かけて、
インディアナポリスからトレドまで移動してきました。
当日移動の4時間ドライブというのは、
意外としんどいものなんだということを感じました。
朝が早いので、睡眠時間が少なくなってしまいました。


飛行機でいつも移動するもうひとつの
AAAリーグ(PCL)の審判達は、
いつもこんな感じなんだろうなと思いました。
飛行機移動が楽だろうなと思っていましたが、
どちらの移動方法にも苦労はあるんだぁと思いました。

CIMG2383.JPG
■今滞在中ホテルの部屋から球場が丸見えです。球場とホテルが
  凄く近いんです!Toledo Fifth Third Field

ちなみに、今日の朝起きて、窓の外を見ると、
球場に沢山の子供たちがグランドで走り回っている様子が見えました。
よく見ると、トレドの選手たちがコーチとなって、
子供たちに野球を教えているようでした。
日本でも、最近はやっているようですが、
アメリカでは、試合前にこのようなことをやるのが当たり前のようです。


このような活動から、子供たちが野球をもっと好きになり、
夢中にさせているんですね!
そして、その子供たちが、お客さんになるんですよね。
マイナーリーグは、このようなことでコミュニティができていくのです。


今日、コーチをしていた選手たちに、
朝早くから御苦労さま。Good job! と言ってあげたいです。


2009年07月09日

ひとつの判定で・・・。

昨晩の試合では、こんな事がありました。


4回の表だったと思います。
両投手の好投で3回まで0点の試合でした。
とても足の速い一番打者が3遊間に強いゴロを打ちました。
3塁手がダイビングしてその打球を捕りました。
すぐに起き上がって1塁へ送球しました。


僕は、1塁審で、送球された瞬間に、
『これは、凄く際どくなる!』と思いました。
その打者の足は、ものすごく速く、このシリーズで
何度も1塁フォース・プレーで際どいプレーになっていたのを
見ていたからです。


審判は、アウト・セーフなどの判定を予測する事は、
先入観が入り、正しい判定が出来なくなるので、
してはいけません。
でも、どのようなプレーになるかを予測することは、
とても大事なことなのです。


今日のケースでは、それが生きました。
3塁手の良いプレーで、しかも良い送球でした。
ホームチームの守備だったので、球場にいた
99パーセントの人々は、アウトになることを期待していたでしょう。
そのような雰囲気が僕にも伝わっていました。
だから、”アウト”とコールしてしまうことがあるのです。


しかし、このプレーの際は、
際どくなることを予測していたので、
最後まで慎重に見ることを心がけていました。
案の定、捕球する一瞬手前で、走者の足がベースに届くのが、
見えました。
自信を持って、『セーフ』と宣告しました。


観客からは、ブーイングの嵐でした。
でも、自信があるときは、このブーイングも気持ちの良いものです。
守備側からの抗議もありませんでした。


野球とは怖いもので、このあと、それまで調子の良かった投手が、
突然打たれて、この回4点を失いました。
結局、この4点が命取りとなり、ホームチームは、
試合に負けてしまいました。


僕の判定で、試合が決まったと言って良いでしょう。
野球では、ひとつの判定で、
試合が決まることがたびたびあります。
そのぐらい、判定というものは大事なもので、
責任があるのです。
それをしっかり裁くために我々は、日々いろいろな勉強をしてくのです。
一番の勉強は、”経験”です。
あらためて、審判という仕事の大事さと重要性を感じさせられた試合でした。

2009年07月12日

観客の妨害?

アメリカの野球では、観客の妨害ということがよく起こります。
日本では、フェンスが低いところには、やいがいネットが張ってあり、
観客が手を出せないところが多いのですが、
アメリカでは、ファンと選手との距離を縮めるために、
ネットが張ってないところがほとんどです。
その為、ファンが手を伸ばし、フェアの打球に触れることもよくあるので、
我々審判としては、よく見ていないといけないのです。


今日の試合では、こんなことがありました。
これは、日本でも起こりえることだと思います。


ホームラン性の打球が右中間に飛びました。
走者が2,3塁にいたため、1塁塁審であったRJは、
内野内セカンド側に位置していました。
当然、ホームラン性だったので、内野内から外野へ打球を追いました。
外野フェンスの上には低いネットが張ってあり、
ネットの上に黄色い線が引かれていて、
この線を越えたらホームランになります。
この球場は、外野にもお客さんが入っています。


そこで、お客さんがネットの上からフィールド側に手を伸ばし、
打球を捕ろうとしていました。


僕も球審のポジションから一応打球をずっと追って見ていました。
僕の所からは、確信はないのですが、何かに当たってフェンスを越えたように
見えました。


RJは、ホームランをコールしました。
直後に外野手が、RJに抗議をしていました。
選手の主張は、「ファンが手を伸ばしていて、その手に当たってから入った。」
ということでした。
RJは、「確かにファンに当たったが、当たろうが当たらなかろうが、
打球は、黄色い線を越えたと判断した。」
という判断だったそうです。
守備側の監督は、事情がよくわかっていたので、
抗議には来ませんでした。


ビデオ判定をマイナーリーグでも採用していたら、
間違いなくビデオで確認していたでしょう。
そうでなければ、内野内にいた審判が、
外野へ出て判定した場合に、50メートル先の細かい様子まで
見ることは不可能だと思います。
なので、MLBでビデオ判定を導入していることも頷けます。
明らかに、通常の判定とは、ことなる部分であると、
痛感させられました。


それにしても、こちらの監督さんたちは、
2人制や3人制では、厳しいところがあることを
良く理解してくれています。
この辺は、我々の職務や立場を理解して、尊重してもらっていることが
よくわかります。ありがたいことです。

CIMG2393.JPG
■今日の試合後に、子供たちの為に外野を開放し、
 親子キャンプのイベントを行っていました。
 野球場を本当にいろいろと活用して、人々の憩いの場にしています。


2009年07月17日

DL入りか?

7月13日~15日までの間、本当に短~い束の間の夏休みでした。
更新しなくてすみませんでした。


いろいろとのんびりとすることと、日本食などをたくさん食べられた
ことは良かったのですが、休みの間に
オハイオ州立大学の病院に行って、
スポーツ・ドクターで有名な先生に足を診てもらったのですが、
レントゲンの写真から、どうやら疲労骨折の疑いがあることが
わかり、大ショックの夏休みとなってしまいました。
今日の午前中にMRIをとって、明日の朝に結果を伝えられることになっています。
もし、骨にひびが入っていることになると、
3ヶ月ぐらいは、試合から離れることになると思います。
今シーズンに勝負をかけていた自分にとって大きなマイナスになってしまいます。


まだ、結果が出たわけではありませんが、
先生がレントゲン写真を見て、「何か線が入っているのが見える。」
と言っていたことばや、SFジャイアンツ日本人トレーナーの大庭さんに
電話で相談した時に、「その場所は、負担がかかりやすく、
疲労骨折になりやすいんですよね。」と言われたことや、
MRIの担当の方が、「何かその箇所に異常が起こっていることが見えた。」
と言っていたことなどから、
かなりの確率で、疲労骨折になっていると思われます。
本当に大ショックです。


結果が出ていない今日の段階での試合出場の許可はもらいましたが、
骨折が認められれば、どんなに小さくても、
休養を取るしかないようです。


5年間、アメリカに来て、試合を休んだ事は一度もありませんでした。
しかも、長期の休養です。
何か、本当に落ち込みます。


落ち込んでいてもしかたがありません。
この事も前向きに考えていきます!
(勿論、まだ結果も出ていませんから・・・。)

英語学習への更なる決意!

AAAでのシーズンも残り60試合を切りました。
審判をすることは、今までの経験(日本での経験も含めて)が全て活かされて、自信を持って試合に臨めているんですが、仲間とのコミュニケーションも含めて、英語力に関しては、今まで以上に必要性を感じているのが現実です。

一緒に仕事している仲間も、ここではお互いにライバルです。
AAまでとは少し違い、とてもシビアです。
必要以上に親切には説明してくれません。
ネイティブ同士の会話には、やはりついていけません。
今までは、わからなければ、曖昧に返事をしてすんでいましたが、
ここでは、それが通用しません。言われたことに対して、
ちゃんと理解できているのかを確認してくれるのですが、
理解していないのに”YES”と返事している自分に自己嫌悪
を感じる今日このごろです。

どうして早いうちにわからなかったら聞き返す癖を付けていなかったのかと
とても後悔しています。

もう後へは引けません。前に進んでいくしかないんです!!
ネイティブの人が、突然話しかけてくる言葉がわかるよう、英語にトライしていきます。
ということで、ネイティブの会話にも付いていけるようになることを、
TOIECテストに挑戦して、実力をスコアで証明するという事に置き換えて勉強していこうと思いました。
その為に、アルク「TOEIC®テスト650点突破マラソン」を始めました。とても良い教材です。
楽しみながら、続けていこうと思います。

平林岳1.JPG

平林岳2.JPG

アスポタで、スポーツ英語研究会というコミュニティが始まりました。
まずは野球に関することからということなので、参加してみようと思っています。
英語に興味がある方、ぜひ一緒に情報交換しましょう。

コミュニティはこちらです。

クライミングの尾川智子さんも英語学習に挑戦するようです。
頑張ってください!ブログを紹介します。


2009年07月18日

野球の神様

皆さん、ご心配をおかけしました。
お陰様で、僕の足は、疲労骨折ではなかったのです!
本当に奇跡的です。野球の神様は、やっぱりいました!


昨日、MRIを撮りました。その担当のかたも、
「何か起こっている様子が見えた。」
と言われたときは、もう間違いないと自分でも覚悟しました。
その後、結果の連絡がないまま球場に行きました。


試合前に、コロンバス・クリッパーズのトレーナーのジェフ
と昨日診察してもらったグラント先生が、審判ロッカーに
来てくれました。手術を終えた後に、MRIの結果を見て
わざわざ報告に来てくれたのでした。


「よかったね~、あの線は、骨折じゃなかったよ。」と言われたので、
大丈夫なんだと感激して、あとの話はよく聞いていませんでした。
多分、日本語で言う”ひび”が入っているような状態なのでしょう。
とにかく休まなくて良いということなので、
一安心です。本当にホッとしました。


グラント先生の紹介で、足専門のドクターに診てもらえる事になりました。
足底筋膜炎のことも含めて、今後の治療法をしっかりと相談して、
来年のシーズンには、完璧な状態にできるように、
今からケアしていきたいと思います。


これから残りのシーズンには、メジャーのスーパーバイザーが
頻繁に来ると思います。そのチャンスを潰さないで済んだことに、
本当に感謝したいと思います。
野球の神様、ありがとう!このチャンスをものにできるように、
全力で頑張ります!

2009年07月20日

後半戦に入って・・。

後半戦に入って1カード(4試合)が終わりました。
残り試合は、49試合です。
カウントダウンするには、少し早いですが、
よく考えてみるともうこれしかないんですね。
ということは、メジャーリーグに審判ぶりを見てもらえる
チャンスも49試合しかないということになります。


49試合を早く終えて帰国したい気持ちもありますが、
本当に大事な、たった49試合です。
1試合1試合を大事に審判していきたいと思います。


前半戦を振り返って、チーフのRJから次のような
アドバイスをもらいました。
「Takは、ジャッジやプレーへの反応、ハッスルの度合など
どれも素晴らしい審判だ。でも、いろいろな動作が見た目硬いので、
緊張していて、権威があるように見えないから、もっとリラックスして、
スムーズな動作を見せられるように。試合のビデオをインターネットで
みれるので、自分で見てみるように。」と言われました。


日本でやっていたころもそのような事を先輩から言われていました。
ちっとも成長していないんだなぁとかなり落ち込んでいます。


ボディ・ランゲージは、とても大事で、
評価する側の人たちは、そこを見ている。とディク・ネルソン氏も
僕たちに会ったときにアドバイスしてくれました。


落ち込んでばかりいられません。
ここから先のレベルでは、判定をまともにすることは当たり前。
どうやって威厳のある自分の姿をグランド上で
見せるかが、本当の勝負の分かれ目になるのです。
落ち込みましたが、目指すべき姿が見えてきました。
頑張ります!


追伸:
昨日までグランドで姿を見かけていた小林(雅)投手(元ロッテ)
がインディアンス球団を去ることになったようです。アメリカ野球の
厳しい現実を見たような気がします。インディアンスは、今季、優勝の
チャンスもなく、来季を見据えて、若手を起用していく方針だそうです。
出場機会のある他球団に自分から移りたいと言って去ったそうです。
他の球団のメジャーの舞台でもうひと花咲かせてくれることを祈りたいと思います。

2009年07月21日

状況判断

僕が球審を担当した昨晩の試合では、
こんなことがありました。


ヤンキース傘下スクラントンの投手が、3回裏に
3ランホームランを含む5点を取られました。


その3ランホームランのすぐ後の打者に対する
1球目の投球が、打者付近を通過したのです。
打者に当たりませんでしたが、
打者のおなかと胸の間ぐらいの高さで、
外角に構えていた捕手は、その投球を捕ることが出来ませんでした。


打者は、打席を外し投手をにらんでいました。
投手は、あたかも投球が汗でボールが滑ったと、
言いたげに、腕や指の汗をユニフォームで拭いていました。


ここから、審判が状況判断をしなければならない場面です。
3つの選択肢があります。
1、投手に退場を命じる。(ビンボールを投げたと判断したら)
2、両チームに警告を与える。
3、何もしないで、様子を見る。


僕は、3を選びました。
投手が、試合開始当初からコントロールに苦しんでいて、
ホームランも、捕手が外角に要求したにもかかわらず、
内角に甘い投球がいき、痛打されたのでした。
故意に打者へ投げていないと判断したからです。


結局、打者は次の投球を投手ゴロを打ち、
1塁へ向かう途中で、投手に何か叫んでいました。
投手も、それに対して、言い返し、あわや乱闘になるような雰囲気
でしたが、我々や両監督が間に入り、何とか大ごとにならずに
収まりました。


そして、ここで僕は警告を両チームに入れました。
その警告に対して、ホームチーム監督が、
「うちは何もしていないのに何で警告を受けなければいけないんだ。」
と言って、納得できないと言い続けて、
チーフのRJから退場を宣告されました。


僕にとっては、難しい状況判断です。
同僚のジャスティンは、その投球があった後に警告を入れたほうが
良いという意見でした。RJは、自分の警告したタイミングで良かった
のではないかと言っていました。
確かに、打者は、その投球のあとに投手に対して、
不快感をあらわにしていました。
攻撃側ダッグアウトも反応を示していました。
なので、故意に投げたかどうかは、別として、
チームがそのような反応を見せたので、
警告したほうが良かったのかも知れません。


このような状況判断は、
これから先、もっと大切になってきます。
本当に、日々勉強です。
頑張ります。


それにしても、僕には、こちらの投手が、
ホームランなどを打たれた後に、
このような投球をすることがあること自体、
いまだに信じられません。

2009年07月23日

ブーツ

先日に行ったオハイオ州立大学メディカル・センターの
ジョーンズ医師の紹介で、足と足首専門の整形外科に
行ってきました。


グラント医師からのデータと、レントゲンの映像から、
足と足首専門のドクター、フィルビン医師の診断は、
「このまま普通に足を使い続けたら、疲労骨折になるから、
ブーツを履いて、患部を出来るだけ使わないようにすること。
仕事中は、ブーツを履けないと思うので、仕事中だけ
履かないでいいから。」と言われ、ブーツというギブスとシューズ
を合わせたようなブーツを履くことになりました。

CIMG2395.JPG
■これが”ブーツ”という医療器具です。そんなに歩きにくくないので、安心しています。

このブーツを履いて、1か月過ごし、
1月後、またコロンバスに戻った時にフィルビン先生に診てもらいます。
同時に、リハビリ・センターに行って、フィジカル・セラピストの方から、
リハビリ用のストレッチなどのレクチャーを受けました。
ブーツを履くことと、リハビリ運動をやることで、
1ヶ月後にどうなっているかということのようです。


仕事を続けていくには、これしか方法がありません。
何とか乗り切って、オフシーズンには、しっかりと完治させたいと思います。

2009年07月25日

Enthusiasm and Intensity 情熱と努力

タイトルのEnthusiasm(熱意、情熱)、Intensity(努力、熱心さ)
がメジャー審判を目指す上で一番必要であると、
スーパーバイザー達が、常に言っています。
最近、そのことがいかに大切かということがわかったきたような気がします。


我々の仕事は、シーズン中休みもほとんどなく、
毎日のようにグランドに立っています。
審判をすることによっぽど情熱がないととうてい続けることができません。


この仕事は、ただ”こなす”だけでは、ダメな仕事です。
努力を重ねて、その1試合1試合をどうやって仕切っていくかを、
考えていないと出来ない仕事です。


年間、144試合もの長い期間、モチベーションをずっと高く持ち続ける
ことができなければならないのです。
これには、Enthusiasm and Intensity がないと出来ないことなのです。


僕もこれから、審判を目指そうとする若者に、
”プロの審判になるために一番大切なことは?”
と聞かれたら、「情熱と努力」と応えることにします。


これは、審判をやることだけではないですよね!
全ては、この情熱とやる気があれば、出来ることだと思います。
情熱と努力を施すには、まず好きになってもらうこと。
誰かに何かを教えるときに、好きになってもらえるかどうか
が大切なことなんですよね。
それが大前提なんですね!


審判が好きになるような教えかたが出来るようになりたいと思いました。
頑張ってみます。

2009年07月27日

4人制審判

明日の試合では、アメリカで審判をするようになって
初めて4人制で審判をします。
今日、トロントでメジャー試合審判をしてきた
マイケル・エスタブロック審判が、明日からシラキュースでの
試合に合流します。
我々のクルーでは、1試合だけですが、
とても楽しみです。


彼は、去年ぐらいからメジャーの試合でかなり使われるようになり、
今年は、すでに50試合ぐらいメジャーの試合に出場しています。
しかも、明日は球審をやってくれるそうなのです。
一緒のフィールドで見て、たくさんの事が学べると思います。
しっかりと勉強の1試合にしたいと思います。


彼は、9年ぐらい前に、日本のNHK/BSで放送した、メジャー審判の
ストに関するドキュメンタリー番組の中で、当時審判学校を一番の成績で卒業した
ルーキー審判という事で、審判学校での様子やルーキーリーグでの
様子を取材して放映していました。当時、アメリカ行きを考えだしていたころで、
その番組のビデオを何度も見たものでした。
そんな彼が、メジャーの試合を審判するようになり、
そして、明日AAAのフィールドで、彼と一緒に仕事ができるということが、
何とも感慨深いものがあります。


今晩は、遠足前日の子供のようになかなか眠れそうにありません。
本当に楽しみな1試合です。

2009年07月28日

継続できる英語学習教材

☆アルクさんの教材をテーマにした最近のエントリーです。
英語学習への更なる決意!

今日は、日課になりつつある、
アルクさんの”TOEICテスト650点突破マラソン”教材の内容についてご紹介します。

僕は、今までいろいろな英語教材をやってみましたが、
続かなかったというのが正直なところです。
勿論、一番悪いのは自分の”意思の弱さ”だったと思いますが、
今回の教材は、そんな僕でも続けられるような工夫がされている
ことがよくわかります。

1日の学習時間が40分とうたっていたので、
正直、「本当かな?」と思いましたが、
本当に40分の時間で終えることができます。
これは、教材の学習対象者のレベルに、
見事に合わせられているという証だと思います。

さらに、教材は、日常生活で目にする内容なので、
本当に役に立つと思います。
英語学習の為の教材というよりは、
英語圏で生活するための教材と言えるかもしれません。
そのぐらい日常に馴染む内容です。

そして、学習が、楽しみながらできるというところが
またありがたいのです。
例えば、1日の始めの”Brushup”では、英文を聞いて、
8秒間の間に書き取りをするという、
(その間、チッチッチッチッと時計の進む効果音が流れて、
スリルがあり、急がされているようなところがまた良いのです。)
ゲーム感覚で学習ができるのです。

このように、楽しみながら継続して学習しやすく、
無理なくできる内容なので、
忙しい方でも続けることができると思います。
英語学習に一番必要なことは、”継続”であると、
何度もの失敗経験から確信しています。
英語で挫折経験があるかたも、もう一度挑戦してみませんか?
きっと、楽しく続けられますよ。
一緒にがんばりましょう!

☆アスポタで、スポーツ英語研究会というコミュニティが始まりました。
先日、野球用語を英語で言うスレッドに参加しました。
皆さんも一緒に楽しみませんか?
コミュニティはこちらです。

☆同じ教材で英語を勉強している尾川さんのブログを紹介します。
尾川さん頑張ってますか?


2009年07月30日

走塁妨害ーオブストラクション

皆さん、こんにちは!お陰様で、足の状態は良いので、
この状態のうちにスーパーバイザーが見に来てくれないかと
祈る今日この頃です。本当にラストスパート、頑張ります。

たまには、ブログでルールの話をしたいと思います。
数試合前に実際に起こったプレーです。

走者1塁で1アウト。打者がライト前にゴロのヒットを打ちました。
走者は、2塁を回って3塁を狙うところでした。
何を思ったか、ショートが2塁ベース付近にいて、
走者と少し接触があり、僕は、すかさずポイントして、
”That's Obstruction!"と宣告しました。

結局、ライトは3塁に送球できなかったので、
1塁走者は悠々と3塁に達しました。
そこで、先ほど走者を邪魔したショートが、
”ベースを踏んでない!”とアピールしました。

僕には、ベースを触れて行ったように見えたので、
”セーフ”をコールしてアピールを認めませんでしたが、
ここで思いました。

もし、ベースに触れていなかったとしたらどう処置すればいいのだろう?
ショートがベース付近にいて、走塁を邪魔したために、
ベースに付けなかった場合にも、アピールを認めてアウトにするのだろうか?
試合中ずっと考えていました。

さて、皆さんだったどうしますか。
ご意見をコメントにお寄せ下さい。
調べて、答えがわかったらブログ上でご報告いたします。

試合中にはこのような事が突然起こります。
そのようなときに瞬時に判断するのが審判の仕事です。
日々、勉強です。

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