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アメリカでボールからカウントする理由

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突然ですが、皆さんは、どうしてアメリカでは、カウントを表示したり伝えるときに、
”ボール”からカウントするか知っていますか?
最近では、かなりの人が知っていることとは、思いますが、
もう一度その経緯を説明し、これからの日本の野球界の発展に生かして欲しいと思います。

理由は、ベースボールの歴史と大いに関係しています。
ベースボールが始まったころは、ボールやストライクなどのカウントはありませんでした。
打者が、投手に自分が打ちやすい球をリクエストしていました。
しかも、下手投げです。ですから、投手が打者を抑えるという感覚はなかったのでした。

カウントしないでプレーしていたのですが、そのうち打者が、自分がリクエストした投球と
少しでも違う場所に投げられたボールは、打たないで、”見逃す”ということが
流行ったのでした。自分が打ちやすい球を必要以上に待つようになったのでした。そこで、見逃がしたものをボールとカウントし、
ボールが9球になると、打者に1塁ベースへの進塁を与えられるようになりました。

そうなると、ますます打者が見逃すことが多くなったので、試合が進行が遅れるようになったので、打者の打ちやすい範囲(今でいうストライクゾーンですね。)をストライクとしてカウントするようになりました。

この事からも、ベースボールというのは、打つことから始まったということがよくわかると思います。ですから、現在でもアメリカでは、打つことを大前提として野球が行われています。

日本の野球は、投手を中心とした、守ることがまず大切と考えられてきました。

北京オリンピックでは、やはりこの傾向が如実に表れていたように思います。防御率は、トップくらすだったようですが、結果は、メダルを取ることが出来ませんでした。打ち負けたと言って良いでしょう。

アメリカでは、子供のが野球をスタートするときには、バッティング・ティーというボールを棒のようなものに乗せて打つことから始めます。投手はいません。そして、投手が投げるようになるのは、小学校高学年(5,6年生)からだそうです。3,4年生は、なんとピッチング・マシンで、打者が打ちやすい投球を投げるようです。(マシンがない場合は、味方の監督やコーチが打ちやすいボールを投げます。)

これには理由があります。投手の肩などの体を守るということがあります。肩は、消耗品だといわれています。あまり早い時期から投げさせていると、投手の寿命を縮めることになります。高校野球などは、投球制限があり、連投もできないようです。だから、メジャーの投手は、長持ちするのです。

そして、もっと大きな理由は、野球を始めてから、5年生ぐらいになるまで、とにかく打つことの楽しさを覚えて、打つことに対しての自信をつけるという事なのです。

日本の選手は、間違いなく、世界でトップレベルの技術を持っています。これから子供達には、楽しくプレーして、自信をつけさせることが一番必要なことなのではないでしょうか。

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