昨日の試合でこんなことがありました。走者1塁で1死です。ヒット・エンドランのサインが出ていました。走者は良いスタートを切っています。打者は、打ってレフト後方にフライを打ちました。走者は、打者が打ったことがわからなかったようで、凄い勢いで2塁へヘッド・スライディングしました。
起き上った走者は、状況がわからず、3塁の方向へ2歩ぐらい移動して、そこで状況を確認していました。コーチや仲間から、”戻れ〜!戻れ〜!”の指示があったので、走者は、そこからいちもくさんに1塁へ戻りました。
しかし、この帰塁には問題がありました。一度走者が、塁へ達し、その塁を超えたら、元の塁へ戻る場合には、もう一度その塁を踏んで戻らなければなりません。僕は、2塁ベース近くで一部始終を見ていました。
守備側が気がつくかなぁと興味津々で待っていたら、案の定守備側がアピールしてきました。自信を持って”アウト”の宣告をすると、その走者が1塁から文句を言いに飛んできました。
走者は、3塁へ向かうために2塁ベースを超えたのではないと思うので(勢い余ってという感じでした。)わからないではないですが、本人だけが猛烈に抗議しにきました。チームの監督も助けにきません。彼は、捨て台詞に、”これはひどい判定だ!”と言ったので、”おまえのほうがひどいよ!”と指をさしながら強く言い返してやりました。
監督が助けに来なかったのは、その選手を交代させるつもりだったからのようです。次のイニングにその選手はグランドに立っていませんでした。