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2008年07月 アーカイブ

2008年07月02日

短時間ゲームの要因

昨日と今日の試合は、我々クルーにとっては、珍しく2時間20分、2時間30分というとても短い試合時間でした。このような試合では、審判にとっても、間違いを起こしにくい、しまった良い試合になることがほとんどです。

試合時間が短い理由は、投手の調子が良いということが一番の理由だということは、間違いありません。そして、このような好調な投手に共通していえることは、投球間のテンポがとてもよく、イニングの合間の投球練習もとても短いということです。

全ての投手がこのように心がけてくたら、みんなが喜びます。そして、今回のホームチームであるバーミンハム・バロンズは、前半戦をぶっちぎりで優勝しているのです。他のチームも見習ってほしいものです。あるチームは、いまだに投手たちに、時間をかけて投球しろと教えているそうです。ちなみにこのチームは、前半戦では最下位争いをしていました。

2008年07月03日

難しい判定

今日の試合で、久しぶりに難しい判定を迫られました。野手が打球を捕ったのか捕らなかったのかの判定で、いずれにしても抗議を受ける場合がほとんどです。運が良いことに、僕の判定が別の出来事と重なって起こっていて、抗議を受けずに済みました。

8回裏1死走者1,3塁でした。1塁塁審であった僕は、1塁線上に位置していました。打者が打った打球は、ライナーでセンター前に飛びました。打った習慣に、センターがダイビングして捕れるかどうかという打球になるとわかりました。僕は、その打球を見に行き、10メートルぐらい打球方向に移動し、しっかりと止まって見る姿勢で待っていました。(セットして見ていました。)案の定、センターがダイビングしました。打球がグラブに直接入るところがはっきりと見えました。後は、確保できているかを確認しなければなりません。

一瞬ですが、野手はダイビングしたままの体制でグランンドに横たわっていました。まだボールがグラブの中に入っていることが確認できました。その後、走者がいるので、野手がグラブを持ち上げた時に、グラブからボールが落ちたのでした。これは、ジャッジメントの問題ですが、僕は野手が自分の身体をコントロール出来ている状態で、グラブを持ち上げた際に落としたと判断したので、”キャッチ”を宣告しました。宣告をしながら、絶対監督が出てくるなと思っていました。

野手はすぐに送球し、すでに得点していた3塁走者の離塁が早いというアピールをしました。球審のアートがこれに対して、”アウト”を宣告したので、監督は、僕のところではなく、アートのところへ抗議に行きました。

もし、アピールプレーがなかったら、間違いなく僕が抗議を受けたプレーでした。僕の判定が、何かの陰に隠された感じです。何かとてもツキがあるなぁと思いました。勘違いしなできださいね。判定は、自信を持ってくだしました。ご安心ください。

2008年07月04日

ボール・ボーイの妨害

今日は、バーミンハムでの4連戦の最終日で、明日は、アメリカではとても大事な国民の休日”独立記念日”インディペンデンス・デーです。明日は、ここでは試合がないので、前日のこの試合にたくさんのお客さんが観に来てくれました。何と球場の歴代3番目の入り、12,000人の観衆でした。たくさんのお客さんの前で仕事することは、気持ちの良いものです。

さて、今日の試合では、こんなことがありました。投手が投じた四球目の投球を捕手が後逸しました。ボールが、3塁側ダッグアウト方向に転がっていきました。捕手がそのボールを捕ろうとした時に、目の前にいたボール・ボーイがそのボールを捕ってしまいました。

ボール・ボーイは、慌てて、ボールを捕手に渡しましたが、時すでに遅し。球審だった僕は、直ちに”タイム!”を宣告して、打者走者に1塁を与えました。ルールで、この場合には、ボール・ボーイの妨害として、それがなかったら、打者走者が進めたであろう塁まで、審判の判断で進塁させます。

攻撃側の監督から、「2塁まで行けないの?」と聞かれましたが、僕の判断では、どう考えても1塁までだったので、1塁を与えたにすぎませんでした。

バーミンハムでの4日間は、全て3時間以内の短い試合でしたが、いろいろなプレーが起きたので、とても良い経験をした4日間でした。移動日であった試合後は、花火大会があるので、お客さんが球場を出るまえに、球場を去る必要があったので、シャワーも浴びずにすぐに球場を後にして、次の目的地テネシー州ジャクソンまでの4時間を、僕が1人で運転していきました。その甲斐あって、午前2時前に到着することができました。

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■12,000人ものお客さんが来てくれたバーミンハムのリジョン・フィールドです。

2008年07月06日

独立記念日

独立記念日である7月4日は、アメリカでは国民の祝日です。この日の試合には、どこの球場にも多くのお客さんが集まります。テネシー州ジャクソンの球場にもふだんより多くのお客さんが球場へ足を運んでくれました。

いつもより多くのイベントをイニングの合間に行っていました。マスコットが出てきて踊ったり、審判や両チームの選手のユニフォームを着た人が出てきて、マスコットとコメディーショーを行ったりして、球場を盛り上げていました。

そんな中、8回が終わって、9回に入るイニングの合間に、20代後半ぐらいの男性がフィールド内に入ってきて、走り回っていました。男性は、セカンドベースに座ったり、選手の合間を気持ちよさそうに走り回っています。僕は、今夜のこの球場にきているマスコット達がやっているショーだと思いこんでいました。

グランドキーパーのクルー5,6人がただちにフィールド内に出てきて、その男性を追っかけました。本気で追いかけています。グランドキーパーの人たちも凄く協力的なんだなぁと感心してみていました。最後には、ライトフェンス際で、キーパーの一人がダイビングして、その男を取り押さえました。本格的なショーだったぁと感心してしまいました。

試合後にキーパーの人に聞いたら、あれは実はショーではなくて、酔っ払った客の一人が乱入したということでした。どうりで、本格的な捕り物劇だったことか。とんだ独立記念日のハプニングでした。

2008年07月07日

英語力不足によるフラストレーション

今日は、午後4時半開始のイブニング・ゲームでした。気温30度以上の高湿度下での球審でした。でも、アメリカ野球復帰してすぐに所属したガルフ・コースト・リーグでの経験が生きているようで、まだまだ身体にきついというところまではきていません。これからは、当然もっと暑くなっていくと思うので、コンディショニングには十分気をつけて、蒸し暑い夏を乗り切りたいと思います。

この日の試合で、英語力不足によるフラストレーションを強く感じました。9回の表と裏に両チームの選手1人づつに対して、同じような内角へのいわゆる”クロスファイヤー”(和製英語だと思います。)の投球を見逃しの三振を宣告しました。

どちらも大事な場面だったので、両選手とも三振後に文句を言ってきました。その言葉で退場にさせることができるようならかえって良かったのですが、退場の対象となることばではなかったのです。それに対して、こちらからは、”ストライクだ!””間違いなく入っている!”ぐらいしか反戦できなかったので、何かとてもストレスが溜まります。一緒にやっているアメリカ人審判達は、何かもう一言気の利いた強い言い回しで、相手を威圧します。そのようなことが僕にはまだ出来ないのです。

勿論、教科書通りでいけば、今日の対応でも問題ないと思いますが、このレベルの審判としては、強さや威圧感を与えることができなかったと思っています。そのような強さを出すには、このような際の選手とのやりとりが大きいのです。

何か、自分の弱点が、自分自身でよく見えて、仕事ぶりは悪くなかったのですが、とてもストレスが溜まった試合後となってしまいました。

2008年07月09日

誰に見られているかわかりません!

昨晩の試合後にテネシー州ジャクソンから同じくテネシー州のチャタヌーガに移動しました。4時間ぐらの運転でしたが、チャタヌーガに到着したのは午前3時半。そして時間が違うので1時間進み、午前4時半でした。それから就寝し、先ほど起床してこのブログを書いています。あと5試合で3日間のオールスター休みになります。5試合をしっかりと仕事して、3日間たっぷりとリフレッシュしたいと思っています。

さて、昨日の午前中にリーグからメールがありました。題は、”ファンからの手紙”とありました。読むと、僕たちクルーにとって、とても嬉しいないようのものでした。リーグ副会長のロリィも、「このような手紙がくることはとても珍しいから。」と前置きしてありました。

手紙は、7月3日のバーミンハムでの試合を観戦した一人のファンのかたからで、その試合を見て、審判3人の仕事ぶりに感動して手紙を書いてくれたのです。このかたは、20年ぐらいフットボールのレフリーをしているようで、特に僕たちのポジショニングについて”素晴らしい”と褒めていただきました。このかたが言うには、「審判にとって完全試合というものがあるのかわからないけど、この日の3人の試合はまさに完全試合だった。ストライク・ボールの判定に関しても、1球も間違いがなかった。」とまで書いてくれました。それをリーグ事務所にFAXしてくれたのです。(ちなみに僕は球審でした。)

リーグ副会長ロリィは、この手紙を我々のボスであるPBUCのスーパーバイザー ジャスティンにもメールしてくれたので、彼からもすぐにメールでお褒めの言葉をいただきました。

試合は毎日のように行われています。スーパーバイザーに見られるのはわずか年間9試合だけです。残りの131試合に、誰もみにきてないからと、気を抜いていると、痛い目にあうことがあるんですね。今回は、逆に褒められたので本当にラッキーでしたが、当然逆のこともあるということです。毎日、いつどこで誰が見ているかわかりません。常に全力を出すということの大切さを思い知らされた出来事でした。

2008年07月10日

踏ん張りどころ

昨晩の試合を終えて残り50試合を切りました。本当に早いもので、約3分の2を終えることになります。

4月にスタートして、「10試合終わった。」と喜んでいた頃が懐かしいぐらいです。3回あるスーパーバイザーによる査定もマイナー審判のなかで一番早く終了しました。

上のレベルを目指し、日々課題を持ってやっていきたいと思っています。そんな中、昨日の試合では、フォーメーションのミスを数度してしまいました。どこかで気が抜けている証拠です。

言い訳になりますが、身体の疲れがピークに達しているようです。(他の2人もそんな感じです。)あと4試合で3日間休めるので、この4試合を何とか乗り切れるように工夫して試合に臨みたいと思っています。

特に今日は球審です。とにかく気を引き締めて、楽しめるようにしたと思います。

2008年07月11日

マイナーとメジャー

なぜかテネシー州での試合は、長くなります。なかなか3時間を切ることができません。
今日は、3時間30分を超えました。(9回の試合です。)

原因は、投手の投球テンポの悪さだと思います。ちなみに、ここのホームチームの監督と投手コーチが投手陣にじっくり時間をかけて勝負しろと教えているようです。

メジャーリーグでは、確かにそのような勝負をする場合もあると思います。でも、それは、投手のレベルが高いからそれでも成り立つのです。マイナーでそのようなことをすると、試合が長くなる上にかえって打者との勝負に負けるのです。当然、味方の選手たちの歯車も狂います。

もっとシンプルに選手を育てる場という認識を持って欲しいものです。
明日は、良い試合を見たいです。

2008年07月13日

オールスター・ブレイク

普段休みのほとんどないマイナーリーグですが、明日から3日間はオールスター休みになります。もちろん、オールスターに出場する審判は、あまり休む暇がないので気の毒ですが、そうでない審判達は、3日間のんびりします。

あるものは、車で自宅へ帰り、あるものは、飛行機で自宅へ戻ります。僕のように日本まで帰れない人は、休み明けに再び試合を行う場所に滞在して思い思いの3日間を過ごします。チーフは、オールスターに出場するので別行動になります。僕とクインは家に帰らないので、今日の試合後にミシシッピー州ジャクソンまで移動して、明日からの休みに備えます。

休みの間の予定は、ホテルの近くに川があり、ボートに乗りながら、ビールを飲み日光浴をすることや、ゴルフもできるかなと思っています。しっかりとリフレッシュと休養ができるように、移動の車中でしっかりと計画をたてたいと思います。

ちなみに、ミシシッピー州ジャクソンは、初めて行く場所です。どんなところか全くわかりません。とっても楽しみであり不安でもあります。次回は、しっかりと写真入りで報告させていただきます。

2008年07月15日

大乱闘!! 退場者9人

現在3日間のオールスターブレーク最中です。ミシシッピーのフローウッドという場所で、クインと2人で過ごしています。特に何もやることがないのでとにかくのんびりしています。スターバックス・コーヒーの隣にマッサージのお店を発見したので、早速夕方にアポをとりました。数か月ぶりのマッサージ。とても楽しみです。

さて、休日前夜は、大変な試合でした。まずは、雨で試合開始が50分遅れました。始まったのは、午後8時になっていました。

そして、ホームチームの攻撃でした。打者がホームランを打ちました。(確かソロホームランだったと思います。)その後打席に入った打者への初球のストレートの投球が、打者の膝に当たりました。僕は、ホームランを打たれた次に投球が打者に当たったので、ビーンボールである可能性があることはわかっていました。でも、膝元であったし、ホームランを打った打者は、何もすることなくベースを一周していました。

もし、打った後に派手なガッツポーズをしたり、メジャーリーガーにような個性的な喜びをあらわにした行動をとったならば、間違いなく報復されます。でも、そのような行動は全くなかったので、何もしませんでした。

そして、次のイニングにその前に投げていた投手が先頭打者として打席に立ちました。ホームチームの投手は、投手が打者であるにも関わらず、インコースに投げてきました。打者に当たる程ではないのですが、わざわざインコースに投げているのがわかりました。ここで、しっかりと当ててくれれば、ビーンボールで退場にしやすかったのですが、当てないように投げている様子でした。結局、4球ともインコースのボール球を投げてフォア・ボールになりました。この間、ビジターチームのダッグ・アウトが少し騒ぎ出したので、2球投げたところで警告を両チームに入れました。

そして次の打者の3球目が、打者の足に投球が当たったので、打者が投手の元へ向かいました。そして、捕手は打者に体当たりしていきました。この瞬間に、僕は打者と捕手に退場を宣告しました。そのあとは、両軍の全選手が一斉に出てきて、大乱闘が始まりました。

僕たちは、チーフの指示で、3方向に分かれて、誰が何をしているかの様子を見るという仕事をしました。そして、一段落したところで、全員を一度ダッグアウトに引き揚げさせました。3人で話し合いをしました。内容は、誰を退場とするかということです。

乱闘中に一番ハッスルして目立っていた6人を退場として(1チーム3人ずつ)、その前にすでに退場させていた2人と合わせて8人の退場処分とすることにしました。本当は、20人ぐらいは退場にさせるべきでしたが、そうなると試合ができなくなるので、このぐらいが妥当かと判断したからです。

この処分に不満なホームチーム監督が、チーフに暴言を吐いたので、追加で退場になりました。

合計9人の退場者となりました。実は、この大乱闘が起こった原因に、僕の判断ミスがありました。ホームランの後にデッド・ボールを受けた打者は、実は、前の打席で満塁ホームランを打っていたのです。その後最初のだせきでデッド・ボールを受けました。しかも、本塁打を打った打者のすぐあとです。このような状況がそろえば、アメリカでは、ほぼ投手はわざと投球を打者にぶつけてくるようです。このへんの感覚が僕には、まだよく理解できていないのですが、この時点で、その投手を退場させておけば、たぶん乱闘は起こらなかっただろうと、チーフに言われました。

このような状況を判断する能力が、まだまだ欠けていることを思い知らされました。今日の経験から、いかにストライク・ボールやアウト・セーフの判定をすることが簡単な仕事であり、状況を判断して最低を下すことがいかに難しく、しかも審判にとって重要であるかということを痛感しました。

この経験を生かすべく、1から頑張っていきたいと思います。

2008年07月18日

休みボケ

3日間のオールスター休みも終わり、いよいよラストスパートです。
昨日の試合が終わっていよいよ残り44試合となりました。
(まだカウントダウンするには早すぎますよね!)

そんな休み明けの試合でいきなり監督から抗議を受けてしまいました。
走者3塁で捕手からの牽制球で、際どいプレーになり、その判定に対してです。

通常、走者3塁で、塁審が3塁後方に位置している場合は、
投球後に牽制球に備えて、ホームよりに2,3歩移動します。
いつもそれをしていたのですが、たまたまその時は、怠っていました。
抗議を受けたことよりも、そのような準備を怠ってしまったことが問題なのです。
”休みボケ”といわれても仕方ありません。
悔しいです。

今日の試合は、1塁ですが、1球たりとも気を抜かないように意識して
仕事をしようと思います。
気合を入れていきます!

2008年07月19日

ミシシッピー州

現在滞在中のミシシッピー州は、とてものどかで、
いかにも”カントリー”というような場所です。

ホテルのまわりは、池や草原が広がっています。

先ほど、スターバックスまで散歩がてら歩いて行ってきたのですが、
池の近くの草むらで体長30センチほどの大きな亀を発見しました。

不思議な鳴き声の小鳥の親子も見ることができました。
自然のなかで、いろいろな動物たちが必至で生きていく姿をみて、
感動しました。心が休まります。

そんな心が癒されるような田舎町に滞在しています。

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■ミシシッピー・ブレーブスのホームグランドです。
なかなか良い球場です。

退場→エンターテイメント

現在試合をしているミシシッピー・ブレーブスの監督は、マイナーリーグでは、名物監督で、昨年は、退場になった後に大暴れして、マウンドの後ろに隠れ、抱腹前進でロージンバックをつかみ、手榴弾のようにロージンバックをホームプレート付近にいた球審に投げたりして、全米のスポーツニュースで何度も放映されました。日本でも何回か流れたと聞いていますので、皆さんの中には、覚えているかたもいると思います。

その監督が、今夜の試合でも退場になり、ファンを大いに沸かせてくれました。

試合は、両チームの投手の出来がひじょうによく、9回の表1アウトでブレーブスが2対0でリードしていました。走者1塁で、打者が2塁ゴロを打ちました。2塁手が捕って2塁へ投げました。ダブルプレーになれば試合終了で、しかも2時間を切るゲームで、球審であった僕はステーキ・ディナーを得ることができたタイミングでした。

ところがです、2塁手が2塁へ悪送球をしました。ボールが転々とレフトとショートの間ぐらいを転がっていました。それを見た走者が誰もカバーの入っていない3塁を狙ったのです。ボールを処理した野手は、3塁へカバーに入ろうとしている投手に送球しました。その投手が必死にタッグを試みました。でも、もう少しのところで届いていないように見えました。3塁塁審であったアートが、”ノータッグ、セーフ!”とコールしました。

楽勝の試合が一転して逆転負けのピンチになってしまったブレーブスの監督は、一目さんにアートのところへ向かって出て行き激しい抗議をしました。でも、これで投手が抑えれば、まだブレーブスが勝つことができた試合だったので、意外とあっさりと引き上げていきました。

その後投手が次打者を三振に仕留めましたが、あいにく次の打者にホームランを打たれ、逆転されました。ここで、ブレーブスの監督が再びアートの元へ退場になることを承知で出ていきました。そして、アートの警告にもかかわらず出て行った監督は当然退場になりましたが、お客さんは大喜びしていました。

先日の大乱闘もそうですが、これがアメリカ野球という光景をまじかに見ることができました。このような良い経験が出来て本当に幸せだと思いました。この経験を必ず活かしていきたいと思います。ちなみに、今日の試合は、久々の2時間15分のショート・ゲームでした。

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■退場劇が起こったミシシッピー・ブレーブス トラストマーク・パーク

2008年07月20日

残りスケジュール

もう残すところ約40試合となりました。

これから先のスケジュールを下記に記しますのでご参考までに。

7月21日(月) OFF
7月22日(火)~7月26日(土) フロリダ州ジャクソンビル
7月27日(日)7月31日(木) ミシシッピー州ジャクソン
8月1日(金)~8月5日(火) テネシー州ノックスビル
8月6日(水)~8月10日(日) テネシー州ジャクソン
8月11日(月) OFF
8月12日(火)~8月16日(土) テネシー州ノックスビル
8月17日(日) OFF
8月18日(月)~8月22日(金) テネシー州チャタヌーガ
8月23日(土)~8月27日(水) ミシシッピー州ジャクソン
8月28日(木)~9月1日(月) アラバマ州モンゴメリー

レギュラーシーズン試合終了

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■最後までご声援をお願いいたします。撮影:馬場到氏(日本経済新聞)

2008年07月21日

一番長い移動

今日のナイト・ゲーム終了後にフロリダ州ジャクソンビルまで約600マイル(900キロ)の今シーズンの移動の中では最長距離を移動します。明日は、休みなのでまだ良いのですが、ジャクソンビルでの5連戦を終えたら、またここミシシッピーに戻ってこなければなりません。今度は休みはありません。

これから先しばらくは、長い移動距離のところが続きます。

車中でも寝ることができる時間は、しっかり寝るなど、体調管理をしっかりとして乗り切りたいと思います。

2008年07月22日

3Aに上がった時の楽しみ

先日、シーズン中間査定でとても良い成績だった先輩のジョン・タンペーン審判が、3Aに昇格しました。彼は、とても面倒みが良い審判で、僕や野中君は、大変お世話になっています。彼は、時々電話をしてくれて、近況報告などをしてくれるので、こちらも、いろいろな相談をしたりします。

そんな彼から昨晩の長距離移動中に電話があり、「今いるオマハ(ロイヤルズ傘下3A)で、日本人の投手がいたよ。話すチャンスがあったので、タケシ・ヒラバヤシという審判を知っているか?」と聞いたそうです。そうすると、「良く知っているよ。今どこにいるの?」と聞いてきたそうです。

そうです、その彼は元千葉ロッテにいた薮田投手だったのです。彼とは、僕が千葉に近いところに住んでいた関係もあり、かなりたくさんの試合を共有しました。そんな彼も現在は、3Aで頑張っています。他のも、大家投手、井川投手、福盛投手、前田投手など多くの日本人投手が、メジャーを目指して挑戦しています。

3Aに昇格すれば、日本人投手を見る機会もたくさんできるでしょう。メジャーに近くなるというだけでなく、思わぬ楽しみがあるもんだなぁと思ったのでした。

長距離移動で、朝9時30分に到着し、休みが半分潰れてしまいましたが、半日でもかなり充実した休みを送ることができました。さあ、また明日から頑張っていきたいと思います。

2008年07月23日

レイン・ディレイ

僕たち審判にとって”良い雨”と”悪い雨”があります。良い雨は、移動日などにしっかりとした雨が降り、試合中止になって、早い時間に移動できます。また、移動してきた日の中止なども大変ありがたいものです。

僕たちのクルーは、今シーズン間違いなく”悪い雨”にだけあたっています。前半戦の最終日に、3時間30分遅れで試合を開始したこともあります。今日の試合もできれば試合が早く終わって欲しいという特別な日に限って30分開始が遅れました。

特別な日というのは、家族が日本から来てくれる日だったのです。午後10時10分にジャクソンビル・インターナショナル空港に到着よていだったので、3時間の試合でも少し遅れてしまいます。開始時間が遅れたので、試合終了が10時20分ごろでした。

試合後にすぐにシャワーを浴びて、今日だけは特別に1人でロッカーを先に出て、レンタカーで空港へ急ぎました。到着は11時20分ぐらいでした。荷物が出てくるカウンターへ行くと、娘に”とうちゃん!”と呼ばれたのですぐに4か月半ぶりの再会を果たすことができました。

日程の関係で休みの日が1日もないのですが、出来る限りアメリカでの滞在を楽しんでもらおうと思っています。ちなみに明日は1時からのデーゲームなので、試合後には、ウォーター・パークにでも連れて行こうと思っています。

2008年07月26日

夏休み

すみません、更新が滞ってしましたした。お陰様で、家族が来てくれていて、忙しく過ごしています。

この期間だけは、僕のブログも夏休みとしてお休みをいただきたく思います。宜しくお願いします。

さて、遅ればせながら、今季、僕自身の退場第1号がやっと出ました。本当に、嬉し恥ずかしという感じです。退場の内容については、また後日詳しくご説明いたしますのでお楽しみに!

それでは、しばらく更新頻度が減ると思いますが、今後もしっかりと読んでくださいね。

2008年07月28日

”三角ベース”

昨日の試合でこんなことがありました。走者1塁で1死です。ヒット・エンドランのサインが出ていました。走者は良いスタートを切っています。打者は、打ってレフト後方にフライを打ちました。走者は、打者が打ったことがわからなかったようで、凄い勢いで2塁へヘッド・スライディングしました。

起き上った走者は、状況がわからず、3塁の方向へ2歩ぐらい移動して、そこで状況を確認していました。コーチや仲間から、”戻れ~!戻れ~!”の指示があったので、走者は、そこからいちもくさんに1塁へ戻りました。

しかし、この帰塁には問題がありました。一度走者が、塁へ達し、その塁を超えたら、元の塁へ戻る場合には、もう一度その塁を踏んで戻らなければなりません。僕は、2塁ベース近くで一部始終を見ていました。

守備側が気がつくかなぁと興味津々で待っていたら、案の定守備側がアピールしてきました。自信を持って”アウト”の宣告をすると、その走者が1塁から文句を言いに飛んできました。

走者は、3塁へ向かうために2塁ベースを超えたのではないと思うので(勢い余ってという感じでした。)わからないではないですが、本人だけが猛烈に抗議しにきました。チームの監督も助けにきません。彼は、捨て台詞に、”これはひどい判定だ!”と言ったので、”おまえのほうがひどいよ!”と指をさしながら強く言い返してやりました。

監督が助けに来なかったのは、その選手を交代させるつもりだったからのようです。次のイニングにその選手はグランドに立っていませんでした。

2008年07月29日

クルーチーフ

現在所属の2Aから上のクラスでは、クルーチーフと呼ばれるそのクルーでの責任者がひとり必要です。リーグから任命されます。チーフのアートが3Aへ一時的に昇格するので、その間、僕がクルーチーフをやることになりました。

リーグやチームとの交渉ごとの全て、悪天候時の判断、協議して判定を下した場合のその判定は、チーフの判定となります。すべてにおいてのそのクルーでの責任者となります。

いろいろと責任や事務作業が増えることは当然なのですが、何と言っても、僕にとって一番大変なことは英語での交渉が増えるということです。

メジャーに上がるためには、通らなければいけない道なので、良いチャンスをもらったと思って、全力でやっていきたいと思っています。今日の試合からクルーチーフです。頑張ります。

2008年07月31日

家族と過ごした1週間#1

今朝(アメリカ時間の30日午前4時ごろ)に嫁と娘の2人を空港まで送っていきました。7月22日から今日までの約1週間アメリカで僕と一緒にいてくれました。

その間、休みの日は1日もなかったので、少し遠出をしたり、まる1日思いっきり楽しむことはできませんでしたが、本当に充実した時間を共有することができました。

23日には、僕がホームチーム監督を退場させたり、フロリダ州ジャクソンビルからミシシッピー州ジャクソンまでの今季最大距離の移動(600マイル約900キロ)も一緒に帯同したり、途中からアートが3Aに昇格し、僕が臨時のクールーチーフになったり、昨日の最終日には、娘の里紗が、イニング合間のイベント、”マスコット・レース”に出場し、フィールド上で、マスコットと競争することができ、良い思い出を作ることもできました。

本当にあっと言う間の1週間でした。忙しい1週間でしたが、僕自身家族のいることのありがたさを再認識させられた1週間でした。予算も少なく、強攻日程で大変だったけど、本当に楽しかったです。

いつかは、もっと余裕を持って2人が楽しむことができるようなアメリカ滞在ができるように、僕自身がもっともっと頑張りたいと思います。

今回の渡米にご尽力いただいた鉄矢さん、本当にありがとうございました。家族が来てくれて、僕自身が一番パワーを得ることができました。頑張って必ずメジャーに上がっていきたいと思います。

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■嫁さんに撮ってもらった僕の球審でのひとコマです。この日は、試合開始時間でも、気温が華氏102度と今シーズン1番の暑さの中での球審でしたが、良い仕事をすることができました。

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