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2008年05月 アーカイブ

2008年05月01日

バーミンハム・バロンズ

今日は、バーミンハムでの初めての試合でした。ご存じのかたもいるかと思いますが、ここはかつて、あのマイケル・ジョーダンがメジャーリーガーを目指し、野球に転向したときに所属していた球団です。それと、日本企業のサントリーがこの球団を持っていたこともあるので、我々日本人には馴染みのある球団なのです。

そんな歴史のある有名な球団の試合なので、さぞかしお客さんが入るのかと思ったら、本当に少ないお客さんの数でした。きっとマイケル・ジョーダンがいたときは、すごい数のお客さんが入ったことと思いますが、今は、その面影はありませんでした。

バロンズの監督が、試合前のミーティングで言っていたのですが、このチームの試合時間は、とても短いそうです。それを聞いて期待して球審の仕事に臨みました。監督の言うとおり、とても短い試合で、2時間16分という、今季自己最短試合(球審時の)でした。

原因は、バロンズ投手のテンポの良さです。イニングの合間なんか、5球だけ投げて、もうOKです。やっぱり、投手のテンポが試合時間に一番影響するということを実感したのでした。ベースボールは、やっぱりこうあるべきです。

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■マイケル・ジョーダンもプレーしたバーミンハム・リジョン・パーク球場です。

2008年05月04日

猛抗議!

ゴールデンウィークだったので2日間お休みをいただきました!(何てこちらではGWはありません。気分だけ味わいました。すみません。)皆さんのGWはどうですか?審判の皆さんは、かえって忙しいのではないのでしょうか?ご家庭をお持ちの審判のかたは、本当に審判に行くことが大変かと思います。それでも、審判にお出かけの皆さん、本当に頭が下がります。ありがとうございます!

さて、昨晩の試合では、1塁塁審で、久々に猛抗議を受けました。1塁線上のフェア・ファールの判定でした。もちろんとても際どい打球でしたが、抗議を受ける時というのは、”場面”によるということをあらためて感じました。

これには伏線がありました。1対0でホームのバーミンハムがリードしていました。7回の裏にバーミンハムが久々にノーアウトで走者が出塁しました。ここで、打者が、3塁前にボテボテのゴロを打ちました。その打球が、打った後にバットに当たったのでファールではないかと、モービル側から球審のアートへ抗議をしてきました。3人で協議しましたが、当たったという確信はないので、判定を覆さずにそのままで再開しました。その後に、2死満塁まで投手ががんばっていたのですが、代わった投手がワイルド・ピッチをして1点を取られてました。

そして、その打者が1塁線上に打球を打ってきたので、猛抗議を受けたのです。この2塁打が駄目押しになりバーミンハムが4対2で逃げ切りました。だから、どちらにとっても大事な判定だったのです。だいたい猛抗議を受ける場合には、このように”状況”というのがとても大きく影響します。そして、それ以前の審判の判定も影響してきます。

僕たちの判定は、必ず利害関係がついてきます。だから、抗議を受けます。しかし、その抗議などのプレッシャーに負けるわけにはいかないのです。今日は、球審です。このような試合の後なので、普段以上に気合を入れて頑張ります。

デーゲーム→移動

今日は、日曜日でデーゲームです。移動日なので、早い試合を期待したいです。今までの移動日では、いつも何かあり早く移動することができなかったのです。バーミンハムでのこれまでの4試合は、全て3時間以内の試合時間でした。今回は期待したいところです。ちなみに今対戦中の2チームは、リーグ南地区の1,2位を争っているチームです。両チームとも、投手陣がしっかりしているので、試合時間も短くなるのもうなずけます。

パリーグ審判の元同僚である審判からのメールに書いてあったのですが、千葉マリンの試合で、ロッテの外人選手が、打球にグラブを投げ当てたそうです。これは、ルールで3塁打になります。メールにも書いてあったのですが、”中南米出身の選手は、何をするかわからないので怖いです。”

僕も同感です。野球をやってきた環境によって、その選手の価値観が違ってきます。例えば、日本人投手の投球間合いなど良い例だと思います。外国へ出たら、まずその環境に合わせる努力をすることが成功の秘訣であると痛感しています。”郷に入れば、郷に従え!”本当に大事なことです。

それでは、今から荷造りを始めます。移動日は、これが大変ですが、これもこちらの環境に合わせるということなんですね!

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■バーミンハム・リジョンズ・パーク球場。昨晩は、試合後に花火があったので、8,000人ぐらのお客さんが来ていました。


2008年05月05日

運転スキル

移動日の試合が初めて2時間15分ぐらいの短い試合で終えることができました。午後5時にアラバマ州バーミンハムを出て、テネシー州ジャクソンには午後9時ごろに着きました。

8時頃までの明るいうちは、僕が運転し、暗くなってからの1時間は、クインが運転しました。4時間のうちの3時間ぐらいが一般道路だったので、やはり時間がかかりました。

僕が運転中にプラスチックか発泡スチロール製のコップが道路に転がってきたので避けたのですが、スピードが出ていたので、少し車両が振られました。アートとクインを”ヒヤッ”とさせてしまいました。コップだとわかっていれば避けなかったのですが、はじめ白い”ボール”に見えたので避けたのです。まだまだ運転に関しては、パートナーから信頼を得ることができないようです。

2008年05月06日

ナイト・デー

昨晩は、3時間のナイター。今日は、午前11時からのモーニング・ゲームです。今から球場に向かいます。とりあえず、その報告だけで更新させてもらいます。

すみません。試合から帰ったらちゃんと書きます。

2008年05月07日

ルーム・サービス

今いるところは、テネシー州ジャクソンという場所です。ダウンタウンも、これがダウンタウンとももうほどの小さなまちです。そして、今回の対戦相手が、リーグで一番弱いチームで、昨晩初めて見ましたが、お世辞にも強いチームではありませんでした。こうなると当然、試合時間が長くなります。その前のカードがリーグで1,2位を争うチーム同士の試合だったので、5試合全て2時間35分以内の試合でした。そのイメージがあるので、今回のカードは長い試合が続きそうです。昨晩は、今日が11時からのデーゲームだったので、早く終わって欲しかったのですが、案の定13対3で、3時間の試合でした。

試合後に、ホテルの戻ってすぐに食べ物を確保しようと、近くのファースト・フード・レストラン”バーガーキング”と”アービーズ”に行きましたが、すでに閉まっていました。ドライブ・スルーは、開いていたのですが、徒歩で行ったので、買えませんでした。

ガソリンスタンドに併設されているコンビニは、開いていましたが、日本のようにおいしいカップラーメンや弁当があるわけではないので、ホテルに戻り、ホテルのレストランが各部屋に配達してくれる、”ルーム・サービス”を頼むことにしました。小さいまちなのですが、チームはとても良いホテルを用意してくれています。ヒルトン系の”ダブル・ツリー”というホテルです。このクラスでは、ルーム・サービスは大抵あるはずです。

部屋に戻り、ダイヤルすると、あと5分でオーダーの受け付けが終わりというところでした。ぎりぎりセーフというところでした。普段は、頼んだことがなかったので、とても楽しみでした。15分ほどで、すぐに持ってきてくれました。サンドイッチだけのオーダーでしたが、立派なトレーの上にワイングラスに入った氷水と、塩・コショー、そして、口直し用のチョコ・ミントまで着いてきました。

普段は、サブ・ウエィなどのサンドイッチ・ショップで買って帰ることが多いので、少しだけリッチな気分を味わえて、気持ちよく眠りにつくことができました。

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■ルーム・サービスで注文した、”フィラデルフィア・チーズ・ステーキ・サンド”おいしかったことより、リッチな気分を味わえたことが良かったです。

2008年05月08日

査定#2

今日は、ちょっとしたサプライズがありました。それは、スーパーバイザーのアンディ・ショーツ氏が我々のいるテネシー州のジャクソンに来たからです。もちろん、リーグ内に来ていることは知っていましたが、今日は、他の球場でデーゲームの査定に現れたという情報を聞いていたからです。そこでの査定を終えて、車で4時間ほどかかるジャクソンまではるばる来たのでした。スーパーバイザーの皆さんもスケジュールが過密なようで、彼らにも”ダブルヘッダー”があるんだなぁと感心してしまいました。

3塁塁審であった自分は、そんなに多くプレーを判定する機会はなかったのですが、2塁での盗塁の判定が2度ほどあったのですが、いずれもポジションの取り方や判定のタイミング、アウトコールのメカニックがとても良かったといわれました。最近、少し2塁の盗塁の見方が苦手であったところがあるので、今回褒められたことで、何かつかんだ気がしました。とても大きな自信になりました。

今日のアンディの査定で、一番うれしかったことは。”タクは、多分マイナーリーグ審判の中で一番足の速い審判だよ。”と言われたことです。最高齢である自分が、このようなことを言われることは、本当に嬉しいことです。これで、二百数十人のマイナーリーグ審判のなかで2つのことで頂点に立てたことになります。1つは、年齢でもう一つは、足の速さです。

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■テネシー州ジャクソン ウエスト・テネシー・ダイヤモンドジャックスの本拠地球場です。

2008年05月10日

更新失敗!

やってしまいました。30分ほど前にブログの更新をしていたのですが、キーボードの操作ミスで文章を消してしまい、前日の日付での更新ができませんでした。とてもショックです。もう書き終えて、タイトルを考えて書き換えようとしていたときです。

ということで、あらためて今回書こうとしていたことは書きたいと思います。

今回は、このご報告だけにして本日の球審での査定に備えたいと思います。

今日は、7時5分からの試合後にスパーバイザーからのフィードバックがあり、その後300マイル(約450キロ)離れたテネシー州のノックスビルへ移動です。

今日も1日頑張ります!

2008年05月11日

移動日なしの移動

昨晩は、3時間30分のロングゲームの試合後に、スーパーバイザーのアンディからのフィードバックを受けて、そん後に300マイル(約480キロ)離れたテネシー州のノックスビルまで移動しました。試合をやったテネシー州ジャクソンを12時過ぎに出て、ノックスビルに着いたのが、朝の5時30分頃でした。同じテネシー州内の移動だったのですが、ここにも時差があり、1時間進んでいたのです。ですから約4時間半ぐらいのドライブでした。そのうち、半分ぐらいを僕が担当しました。

ホテルの部屋に入るともう6時が過ぎていましたが、荷物をホテルの部屋にセッティングして、どうしても家族の声が聞きたかったので、電話をして、7時ごろにベッドに入りました。一度、フロントからの電話で10時に起こされましたが、12時30分ごろまで寝ることができました。起きてからは、洗濯物がたまっていたので、ホテル内のコインランドリーで洗濯をして、その間にホテル近くのアジアン・レストランでランチを食べました。食後にホテル内のジムで少し汗を流してから、試合前の数時間は、テレビなどを観て少しだけくつろぐ時間もありました。移動日なしの移動でも、こんな感じで、何とか乗り切れるものです。最近、このように思えるようになりました。

ロングゲームの後にもかかわらず、球場フィールド内にテントがたくさん張ってありました。スタッフに聞いたら、金曜日の夜で、子供たちが球場で親子キャンプをする日だったようです。日本でも、夏休みに神宮球場で昨年行われたりしましたが、アメリカでは、各地の球場でこのようなイベントが地域の子供たちのために行われています。とても良いイベントだと思います。そういえば、娘の通っている小学校でも夏休みに校庭で親子キャンプを行っています。アメリカで仕事するようになってからは、参加できなくなっていたので、親子でテントを張っている様子をみて、家族のことを思い出して寂しくなってしまいました。

昨日の試合で35試合を消化しました。140試合なので、ちょうど4分の1を終えたことになります。そう考えると、なんだか早いような気がしますが、まだシーズン終了までの道のりはとても長~いのです。あと、105試合頑張ります。

2008年05月12日

雨中の試合

今日は、東海岸を襲ったストームの影響で、試合中に終始雨が降っていました。しかも、強風だったので、寒さが一層ましていました。5月の南部地方にもかかわらず、3人ともジャケット着用で試合に臨みました。

ジャケットの下は、半そでのTシャツだけです。甘く見てました。3時間の試合中とても寒かったのです。手袋は、持って出ていたのは幸いで、開始時から最後まで手袋をはめっぱなしでした。

とにかく寒かったです。風があった分、寒さが増したのでしょう。その風も、かなり強かったと思います。たぶん風速10メートルは超えていたでしょう。千葉マリンを思い出しました。こんなことがありました。僕が2塁塁審で、右中間方向に打球が飛んだので、僕が打球を追いました。風で打球が1塁線方向に流されて、結局ラインの外に落ちるファールボールになりました。打球が明らかなファールで助かりましたが、風の威力を痛感させられました。なめたらいけません。

そんな昔の出来事を思い出させる、強風でもありました。本当に寒かったです。こんな日は、おいしいうどんやそば、ラーメンなどの”汁物”で温まりたかったのでした。(そのような食べ物は食べることが出来ないので、アメリカ製の日清カップヌードルで温まりました!)

2008年05月13日

日本のテレビドラマ

最近はまっているものがあります。それは、日本のテレビドラマをインターネット上で観ることです。同じくアメリカにいる日本人審判員の井上君からおしえてもらいました。日本のテレビをこちらでも同時に見ることも、何か装置を着ければ可能なようですが、今は、すでに放映した、以前のドラマを見ることだけでも大満足です。

一昨日は、「古畑任三郎」、昨晩は、「東京タワー」を観ました。でも、日本の情景を見ると、何かよけい寂しくなる感はあるのですが・・・。でも、英語ストレスの解消にはなっています。

5月病のようなもので、この時期は、”第一次ホームシック”になります。家族や日本のことが無性に恋しくなります。でも大丈夫です。家族とスカイプで話をしたり、アメリカにいる審判仲間と話をしたり、日本のドラマを見れば、乗り切れると思います。

まだまだ、長丁場ですが、シーズン終了まで全力疾走出来るように頑張ります。他の日本人マイナーリーグ審判達も皆、このような状況で頑張っています。是非、ご声援をお願いいたします。

2008年05月14日

ジンクス

今日の試合は、延長13回のロングゲームでした。明日は、11時からのデーゲームです。大体、こういうときは必ず長い試合になります。これは、僕たちクルーの悪いジンクスです。早く、この悪いジンクスを一掃できるように3人で努力していきたいと思います。(でも、どう頑張れば良いのかはわかりませんが・・・。)

この日の試合では、僕も少し責任を感じています。それは、つい試合中のイニングの合間に、「今日の試合はい良いペースで進んでいるね。」とチーフに言ってしまったのです。日本で審判をしていたときもそうでしたが、試合中や試合前に時間の話をすると、長い試合になるというジンクスがあるのです。それなのに、つい僕の口から時間のことが出てしまいました。チーフは、すぐに今日はタクのせいで長い試合になるよ。と言われていたので、延長に入った瞬間に1塁ベース後方にいたチーフから指を指されました。

延長に入ってから、目の前にいたホームチームの3塁手と3塁ベースコーチボックスにいたビジティングチーム監督がこんな会話をしていました。3塁手「今日の試合が長いのは監督の責任ですよ。」監督「どうして?」3塁手「6回に監督が今日は良いペースで試合が進んでいると言ったじゃないですか。」監督「あっ、そうだった。悪かった、俺の責任だ。」という会話をしていました。

試合後に、この会話のことをチーフに真っ先に言って、自分の責任逃れをしたことは、言うまでもありません。

明日は、試合後に移動です。神様、どうか早い試合を僕たちにください。

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■試合後のロッカーで。テレビもあります。

2008年05月15日

睡眠時間

試合後に移動をする日であった昨日の試合時間は、2時間15分で、移動するには最適な試合時間でした。でも、やっぱり”ジンクス”は、崩せませんでした。というのは、雨で試合開始が1時間15分ほど遅れました。結局、3時間30分以上の試合をやったことと同じでした。

テネシー州ノックスビルから、同じくテネシー州のチャタヌーガまでの2時間ほどのドライブでしたが、今回は僕が運転していきました。一番若手のクインは、1日に10時間ぐらい寝ないと生活できないと自分で言っています。デーゲームであった昨日は、十分な睡眠がとれなかったので、車の後部に、なんとか空きを作って、寝るスペースを確保していました。2時間の移動中、熟睡できたようです。僕が、運転したのですが、よく寝ることができたなぁと感心しました。

一般の企業で働いたことのある僕とアートはいつも言っています。「クインは、一般社会では、生活していけないよなぁ。普通に勤めていたら、10時間の睡眠時間なんてとれないよ。」そう考えると、審判という職業は、拘束時間が短く、とても恵まれているんだということをあらためて感じさせられました。このような恵まれた、好きな仕事をさせてもらっているのも、家族のお陰です。それなので、より一層頑張りたいと思います。

2008年05月16日

雨中の試合

昨日は、朝から断続的に強めの雨が1日中降っていました。ミシシッピー州、アラバマ州南のガルフ湾からテネシー州まで大きな雨雲がかかっていました。朝の予報では、夜中の12時ぐらいまで降り続くという予報でした。

夕方になって予報が変わってきました。雨雲が少しづつ小さくなってきたようで、試合開始時間前の6時には止むであろうということになっていました。ただし、1日中降っていたのでグランドコンディションは良いはずがありません。アートがGMに連絡をすると、GMはどうしてもやりたいようで、雨が上がるので予定通りやるということでした。

この日は、球審です。90%ぐらいは、試合はないと決め込んでいました。こういうときは、とても仕事をするのが嫌なものです。やると決まってから気持ちを切り替えるのが大変でした。(もちろん、自分が勝ってに決め込んでしまっていたのが悪いのですが・・・。)

しかも、止むはずの雨がずっと降っていました。集中力を保つのが大変です。案の定、少し低い投球で見逃しの三振をコールして、文句をいわれてしまいました。大事な場面ではなかったので、幸いこれで済みましたが・・・。

今日の失敗が起こったのは、明らかに雨で試合がないというふうに決め込んでいた自分の気持ちが原因です。常に試合でベストの力が出せるように精神状態を整えておく必要があるのです。審判には、タフな精神力が必要なのです。

まだまだ未熟です。

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■滞在中ホテルの中庭です。プールや滝、ジャグジーもあります。なかなか良いホテルですが、電子レンジと冷蔵庫がないのが玉に瑕です。

2008年05月17日

Japanese Restaurant

前日の雨中のゲーム後に一人で日本食レストランに行きました。しかし、月曜~木曜日は夜9時30分までの営業だったので、3時間15分の試合後では、到底間に合わなかったのでした。しょうがないので、トボトボと歩いて25分ほどの道のりを帰って、車でガソリンスタンドまで行って、カップラーメン(アメリカ製)を買って、コーヒーメーカーでお湯を沸かして食べたのでした。

そんな経緯があったので、今日の試合後に再挑戦しました。金曜日の今晩は、12時まで開いているはずです。それでも、何が起こるかわからないのがアメリカのお店です。恐る恐る、Japnese Restaurant 石水 Sekisui へ向かいました。店の前まで行くまでは、信用していませんでしたが、しっかりと開いていました。

この石水は、大概の日本食レストランは、ステーキハウス形式で、鉄板を囲んで、お客さんが座って、コックさんが、その鉄板でショーを見せながら調理してくれるところが多いのですが、ここは、すしバーはあるものの、普通のレストラン形式のお店でした。

日本ビールを注文し、つまみとして枝豆とシューマイを注文しました。メインの食事は、”Udon Suki”と書いてあったものを注文しました。すき焼きなべ焼きうどんのような食べ物でとてもおいしかったです。日本で生まれ育った僕にとっては、このような食事をとると本当に落ち着きます。

レストランという言葉の語源は、”疲労を回復させる場所”だそうです。その人にとって、落ち着いて、おいしいものを食べられる場所が、”レストラン”なんですね!僕にとって、今日は、久しぶりに”レストラン”で食事をした日でした。

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■Sekisuiで食べた、うどんすきと枝豆です。このような食事をとることが疲労回復につながります。

2008年05月18日

サプラ~イズ!

サプライズがありました。何と日本人の野球ファンのかたが、ケンタッキー州から車で3時間かけてテネシー州チャタヌーガまで観戦に来てくれました。チャタヌーガの球場は、ロッカーが右中間フェンスにドアがあり、そこからフィールドを通って、ホームベースまで歩いていきます。歩いているときに、1塁側スタンドの最前列まで降りてきて、声をかけてくれました。手にはしっかりと、僕の著書”パリーグ審判、メジャーに挑戦す”を持ってくれていました。

ちょうど1塁側のホームチームの選手たちがウォームアップしていたので、「ワァ~オ、審判にもファンですか!」と冷やかされました。このブログで日程を知って見に来てくれたんだと思いますが、本当にありがたいことです。試合後には、近くまで行って、著書にサインをしました。アメリカの球場で、自分の本にサインが出来るなんて、何かとても感慨深いものがあります。本当にありがとうございました。

その試合後も、連ちゃんで日本食レストランに行ってしまいました。この日は、"Pork"とメインのメニューに書いてあったものを注文しました。豚の生姜焼きか何かかと想像していましたが、生姜焼きよりも厚い豚肉を使った”ポークチョップ”のような料理でした。テリヤキソースで味付けされていました。メニューのメイン料理に記載されていたので、ごはんがつくものかと思ったら、ついていなかったのでライスを注文しました。みそスープは、料理が来るだいぶ前に提供されていたので、とっておき料理と一緒に食べました。

白米、味噌汁、おかずの3点セットで食事をしたのは、数か月ぶりでした。こころが落ち着きます。ごちそうさまでした!

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■食事をしてからホテルの部屋へ戻るときに撮った、ホテル中庭の夜景です。なかなか綺麗に装飾されています。

2008年05月19日

散々な試合

日曜日のデーゲームであった今日の試合は、散々でした。午後2時15分の試合であったので、球場には、午後1時ごろに入りました。球場を出たのは、実に午後7時50分をまわっていました。何で、こんなに時間がかかったかというと、雨のせいです。前回の球審の試合でも雨中の試合でした。今回は、降りだしたのが、ちょうど試合開始時間の少し前で、開始後にすぐに止んだのですが・・・。

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■試合後のAT&Tフィールドです。こんなに良い天気になりました。

4回の裏の攻撃中に雨が急に降り出して、ただちに試合を続けて出来る状態ではないほどの雨が降り始めました。雷も活発に鳴っています。雷雨でした。激しい雨は20分ほどで止みましたが、レーダーによると15分後に又強い雨が降り出すという予報だそうです。内野にはカバーがかけてあります。後に雨が降り出すようだったので、そのまま様子を見ることにしました。

予報通り、激しい雨が降り始めて、20分ほど降り続きました。一度雨が止んだので、内野に引いてあったカバーを取り始めたところで、又少し強めの雨が降り始めました。いったん、カバーを取ったのですが、すぐにまたもとのようにかけなおしました。

結局、午後4時10分から中断し、再開したのが、5時45分だったので、1時間35分の中断でした。純粋な試合時間も長い試合で3時間30分で、中断した1時間35分を足すと、実に5時間を超える試合だったことになります。

我々のクルーは、このような試合が多いような気がします。でも、良い経験をしたと思って、プラスに考えていきたいと思います。

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■時計を見てください。試合開始は2時25分でした。


2008年05月20日

初上陸!ノースキャロライナ州

やっと試合後の移動日であった試合がまともに終わりました。2時間40分のゲームでしたが、自分の感覚として、2時間ちょっとのゲームのように感じました。長い試合になれてしまっています。

今回の移動は、ちょっと長い移動で、テネシー州チャタヌーガからノースキャロライナ州ラレイというところまでの560マイル、約7時間30分のドライブでした。テネシーを午後10時45分に出て、ノースキャロライナには、午前6時15分ごろ到着しました。

今日は、休みなのですが、寝ることで終わってしまいそうです。早く起きて、何か休みらしいことをしようと思います。

2008年05月21日

討論

休日であった昨日は、予想通り、夕方まで寝てしまいました。午後4時過ぎに3人でスポーツバーに食事を兼ねて行きました。なかなか良い雰囲気のバーで料理の種類も豊富でした。

そこでテレビ画面を見ていて、アートとクインが議論を始めました。そのやりとりを聞いていて、”アメリカ人は、やっぱり違うなぁ”と感じさせられました。自分の意見をしっかりと主張し続けていました。

日本であれば、自分の意見を主張する前に、人間関係が優先されることが多いのです。この3人では、アートがクルーチーフであり、仕事の経験年数でも先輩です。日本であれば、自分の意見があり、それが先輩と違っていても、あまり自分の意見を通そうとしません。先輩を立てて、先輩の意見に従うことが多いのです。

バーでの議論を黙って聞いていましたが、本当に些細なことなのですが、2人とも真剣に討論していました。このようなことが、子供のころから当たり前だったことが予想されます。

日本人の少し弱いところだと思います。審判の仕事では、このような姿勢を見せなければならない場面があります。そうれは、抗議受けた際の態度です。たとえ自分の判定に自信がなくとも、それを自信があるように見せるような態度を示せなければならないのです。アメリカ人は、そのような態度を造ることが自然にできるのです。

何か、とても良い勉強になりました。このような必要な良いところはどんどん吸収していきたいと思います。ただし、自分の主張をするために余計なことまで言いすぎるところは、マネしないように注意していきたいと思います。

2008年05月22日

時速100マイル(約160キロ)

ほとんどの野球場には、スピードガンが備え付けられていて、投手の投げた投球のスピードがスコアボードなどに表示されます。昨日投げていたホームチーム投手の投球が、1塁塁審から見ていても、かなり速く感じたので、スピードガン表示を見ると、”101”とか”100”などと表示されていました。

時速100マイルは、だいたい時速160キロを超えているぐらいです。球場のスピードガン表示は多少速く出るように設定されているところがほとんどなので、あてにはならないのですが、150キロ後半は出ていたように見えました。

日本で審判をしていたときのも感じたのですが、150キロを超える投球になると、普段と少し違う見え方をします。松坂投手の投球を初めて見た時に感じました。それが、さらに160キロとなると、また違った見え方になるのでしょう。

アメリカには、150キロを超えるスピードボールを投げる投手はたくさんいます。そのなかの1部の投手が、将来160キロを超える投球ができるようになるのでしょう。いつかは、そのような速さの投球を判定してみたいものです。メジャーリーグで審判をできるようになったら、きっと見ることができるでしょう!

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■オープン戦の時の見たランディ・ジョンソン投手。
彼も全盛期は、”100マイル”ぐらいのスピードボールを投げていました。

2008年05月23日

明日からメジャーリーガー

今日の試合で、ジャクソンビル(ドジャース2A)先発のClayton Kershaw クレイトン・カーシャウ投手は、2006年ドラフト1順目で指名された期待の大型左腕投手でした。この投手は、昨年のシーズン・スタートは、僕と同じミッドウエスト・リーグ(ミドルA)で、何回か見たことがありました。球審を務めた、ミッドウエスト・リーグのオールスターでも先発投手として出場しました。

サザンリーグの試合でも4月に彼の試合で球審をしました。ミッドウエスト・リーグのときよりも明らかに、成長していたことが印象的でした。特にコントロールが格段によくなっていました。スピードボールは、もともと95マイル前後だったので、コントロールがある程度定まれば、メジャーも近いと感じていました。そんななぜか縁のあるかれが今日の試合の先発投手でした。

1回を投げて、三者凡退。いつもの通りの良いピッチングを見せてくれました。ただなぜか緊張しているように僕には見えました。結局その回だけで、彼は試合から退きました。たぶん、肩か肘の調子でもよくないんだろうと思っていました。良い投手は、出来るだけ多く投げて欲しかったのでとても残念に思いました。

後で、捕手に、なぜ彼は1回しか投げなかったの?と聞いたら、明日からメジャーに上がるためと言っていました。多分、すぐにでも登板させるのでしょう。それなので、今日はたった1回しか投げませんでした。

メジャーで活躍する才能は、十分に持っています。きっと、もうマイナーには戻ってこないでしょう。ということは、最後のマイナー登板を球審として判定したことになります。彼が、メジャーで大活躍するようになったら、そのことが僕にとっても誇りになることでしょう。頑張って欲しいものです。

2008年05月25日

ジンクス(デーゲーム前のナイトゲーム)

明日は、移動日ですが、日曜日なのでデーゲームです。今日は、いつもよりは1時間早い6時15分開始のナイトゲームでした。早く終わって、明日に備えたいところですが、そうはいきません。6回まで、8対2でホームチームが勝っていました。ところが、先発投手が降板すると、7回に2点、8回い3点取られて結局、9回表が始まる時には、8対7になっていました。

9回表の攻撃になり、ツーアウトまでいきました。3人目の打者も空振りをみると打てそうにありません。これは、何とかこれでホームチームが逃げ切ると誰もが思いました。カウントは3ボール2ストライクです。このあと一番最悪のことが起こりました。何と、真ん中高めの投球を打ってホームランです。これで、同点になり、結局延長戦になりました。

11回裏にサヨナラヒットが出て終わりましたが、3時間30分のロングゲームになり、1時間早く始まったのが、結局いつもと同じ時間に終了です。

明日は、2時開始の試合ですが、試合後8時間の移動で、テネシー州のチャタヌーガに戻ります。早い試合で、なんとか明日中にチャタヌーガに着きたいところです。

ちなみに、先日メジャーに上がったクレイトン投手は、明日のロスアンジェルスでの試合で先発するようです。メジャーリーグ初登板ですが、ぜひいきなり良いピッチングを見せてくれることを期待したいと思います。

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■今日のランチです。いつもこんな感じです。日本でもおなじみのサブウェイのサンドイッチ(フットロング・足のサイズぐらいの長さ)とチップス、それと、スーパーで見つけたカップヌードルのプレミアム(ビーフトマト味)です。カップヌードルのプレミアムはアメリカのヌードルにしてはおいしかったです。

2008年05月26日

満天の星空+鹿

日曜日、2時からのデーゲームを2時間34分で終えて、ノースキャロライナ州を午後5時30分に出ました。テネシー州チャタヌーガまで約8時間の運転です。球審を終えた僕が、メインドライバーです。先陣を切って運転しました。3時間ほど運転して、ヒッコリーというところまで行き、ガソリン補給と休憩をとりました。

その後の山越えは、アートが運転します。その間、僕は助手席で風景を見て楽しみます。もう、日が暮れているので風景は見えなかったのですが、降るほどに見えるたくさんの美しい星空を堪能することができました。

それと、運転中に初めて野生の鹿を数匹見ることができました。鹿注意の標識がいたるところにあり、このあたりに生息しているということは知っていましたが、見たのは初めてです。でも、本当に危ないんです。聞いたところによると、鹿は、突然道路に飛び出して来て、ヘッドライトを見るとフリースしてしまうそうです。飛び出してきたら、もう衝突はほとんど避けられないようです。

チャタヌーガ到着は、予定通り午前1時30頃でした。カリフォルニアにいる野中審判と情報交換の電話をして、このブログを書いていたらもう4時前です。そろそろ寝かせてもらいます。

おやすみなさい!

2008年05月28日

スケジュール

最近のここチャタヌーガは、雨が多くて大変です。5連戦の初日は、雨で開始が1時間20分遅れました。昨日は、雨雲が進む方向が変わって、雨にならずに済みましたが、予報は雨でした。今日は、午前中の現在雨が降っています。どうも我々がこの地にくると、いつも雨雲がつきまとっているようです。

さて、これからのスケジュールを掲載しますので、お近くの方は、ぜひ観戦にいらしてください。

5月26日(月)~5月30日(金) テネシー州チャタヌーガ
5月31日(土)~6月4日(水) テネシー州ジャクソン
6月5日(木)~6月9日(月) アラバマ州モービル
6月10日(火) OFF
6月11日(水)~6月15日(日) フロリダ州ジャクソンビル
6月16日(月) OFF
6月17日(火)~6月22日(日) テネシー州チャタヌーガ
6月23日(月) OFF
6月24日(火)~6月29日(日) テネシー州ジャクソン

2008年05月29日

3人制審判

5月ももう終わりで、開幕してから早くも2か月が経過しようとしています。3人制審判もだいぶ慣れました。時折、動き方を間違えたりすることはありますが、大きなコミュニケーションのミスは、ありません。2人制に比べて、”もっとより良い位置”を探すことの楽しさを感じ始めているところです。

2人制と一番大きく違う点は、プレーをインフィールドの外から判定する(1塁や3塁では、ファールテリトリ)ことができることです。2人制では、次のプレーの判定準備もしなければならないので、そのような位置取りはできません。

例えば、走者が1,2塁にいるとします。この場合は、3塁塁審は、内野内ショート側に位置しています。ここで、外野にヒットが打たれたとします。その場合に、1塁走者が3塁へ進塁しようとした場合のプレーは、3塁塁審が見ることになっています。この時に、3塁塁審が、3塁ベースコーチボックス付近でこのプレーを判定することが望まれています。

1塁走者が確実に3塁へ向かうと判断した瞬間に、ファールテリトリへ移動します。この判断が難しいのです。最悪のケースは、1塁走者が途中で2塁に戻り、そこでプレーが起きた場合で、この時に3塁のファールテリトリにいたら、お手上げになってしまいます。

このようなダイナミックな動きが決まり、3塁で際どいプレーを正しく判定できた場合には、3人制審判冥利を味わうことができるのです。現在のメジャーリーグでは、このような動きや位置取りが基本となった4人制が採用されています。

皆さんも、テレビでメジャーリーグ観戦する際に、審判の動きや位置取りにも注目してみてください。

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■雨に泣かされているチャタヌーガAT&Tスタジアム。

2008年05月30日

褒め上手

今日の昼間に、ダウンタウンにある日本食の”Sushi Nabe”というお店で昼食をとりました。寿司があまり好きでない僕は、”Teriyaki Chicken”と”Tanuki Udon”を食べました。てりやきチキンは、焼き鳥丼のような食べ物でした。たぬきうどんは、天かすも日本のそれで、かなりおいしかったです。汁物が好きな僕には、たまりませんでした。こうなると、どこかでおいしいカレーライスとラーメンが食べたくなりました。テネシー州でこれらが食べられるところの情報をお持ちのかたはご一報ください。お願します。

食後に日本でもおなじみの"スターバックス”に行きました。いつものようにアイス・カフェ・モカのトールサイズを注文しました。すると、店員の20代前半ぐらいのお兄さんが、”ナイスTシャツ!どこで買ったの?”と聞いてきました。日本で買ったサーフブランドのTシャツを着ていたので、”僕は、日本人で、日本で買ったんだよ。”と答えました。

初めて会った人に、気軽にさりげなく着ているものを褒めるなんてなかなかできることではありません。この辺は、アメリカ人の社交のしかたなんですよね。言われて、気分が良いものでした。社交辞令だとわかっていても気持ちの良いものです。

そういえば、審判学校やマイナーリーグの指導者を見ていると、実に上手に相手を褒めて、うまくやる気を出させます。このようなことは、先ほどの社交のし方などからきているんでしょう。アメリカの良い点だと思うので、参考にしたいと思います。

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■ダウンタウン・チャタヌーガです。午前中にブラッとこの辺りを歩くのが日課になっています。

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