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2010年09月02日

サンフランシスコ

前回のブログと日時が逆になってしまいますが、
先週の土曜日に、サクラメントから電車に乗って
サンフランシスコに行ってきました。


AMTRACという全米をカバーしている鉄道会社の
列車に乗って、サクラメントからエメリビラというところまで
1時間半ぐらいかけていきました。そこからバスに乗り継いで
サンフランシスコのダウンタウンまで連れて行ってくれました。
(約20分ぐらい)


今回の目的は、1992年に審判学校で一緒だった
旧友であるDan Isogna MLB審判に久々に会う為でした。
彼と最後に会ったのは、1995年に審判学校へ
パリーグ若手審判の付添で行った時以来です。
彼は、その当時1A審判で、審判学校でインストラクターをしていました。


久々の再会でしたが、いろいろと懐かしい思い出がよみがえって
きました。見た目は、お互いに少し老けた感はありますが、
(彼は41僕は44ですから・・・。)そんなに当時と変わっていませんでした。
多くのメジャー審判は、かなり恰幅がよくなるものですが、
彼は全然変わっていませんでした。


彼からもらったアドバイスは、
「タケシは、他のライバル審判の誰よりも経験があり、
日本のプロ野球での経験があるのだから、自分がやってきたこと
をそのままグランドで表現するだけで十分じゃないの」。


本当にその通りだと思います。
もう今シーズン、僕の試合はありませんが、
アリゾナ・フォール・リーグに参加できたならば、
Dannyの言葉を実践して自分をアピールしていきたいと思います。

CIMG2835.JPG
■彼には、2人の娘さんがいるそうです。

2010年08月31日

別れの日

昨日の試合後、僕のクルー、クルー#8は、次の試合地
タコマへ移動していきました。
マイク・ムリンスキーは、メジャー試合へ出場の為、
アリゾナへ行きました。
サクラメントに一人で残されています。


昨日の試合をスタンドで観戦していて、
本当に彼らの姿が眩しく見えました。
観戦しながらいろいろな事が頭の中に思い浮かびました。


自分がフィールドに立てない無念さ、
仲間が良い仕事をしてて、誇りに思う気持ち、
日曜日のデーゲーム、たくさんのお客さんの中で仕事ができる
ありがたさ。


試合後に、球場で彼らと別れました。
3人と、一人一人別れのハグをしてお互いの今後の幸福を
誓い合いました。
特に、チーフのバリーとハグをした際には、
堪えていた涙が止まらず出てしまいました。


お互いに今シーズンがラスト・チャンスだと思って頑張ってました。
もう本当にこれが最後になるのかもしれないと思うと、
抑えることができませんでした。
本当に良いチーフであり、友達であったと思います。
彼からは、本当に多くを学びました。


”アリゾナで会おう!”という言葉は、二人にとっての願いです。
その願いが叶うように、一生懸命トレーニングを続けていきたいと思います。

CIMG2844.JPG
■僕が見る2010年クルー#8最後の試合です。しっかりと
 目に焼き付けました。

2010年08月27日

シーズン終了(自分だけですが・・。)

昨日、ドクターに会いました。
やはり、今シーズンはもう試合に出ないほうが良いといわれました。
結果的に20試合ほど休んでしまうことになります。
ただ、手術をする必要はまだないようで、
フィジカル・セラピストによるリハビリ・プログラム(約4週間)
で復帰を目指します。
シーズン中の復帰は、無理でしたが、
目標にしているアリゾナ・フォール・リーグまでには、
間に合いそうです。(選ばれるかどうかは、わかりませんが・・。)
ということで9月8日の一時帰国は、大幅に遅れてしまいそうです。


1週間のリハビリで、自分なりの感覚として、
しばらく休養していれば、回復するという実感がありました。
なので、あと2週間ぐらいしっかり休養して、
その後仕事ができるような筋力をつけていけば、
十分に仕事ができるようになると思います。


1シーズンをしっかりやり終えられなかったことは、
すごい悔いが残ります。又、バリーやブライアンには、
本当に申し訳ないと思っています。
でも、これから始まるリハビリ生活を良いチャンスだと思って、
充実したリハビリ期間にしたいと思います。


今考えているのは、この際なのでしっかりと英語を勉強したいと思っています。
ちょっとした留学気分を味わおうと思います。
審判の仕事ではないですが、もう1カ月ほど頑張ります!

2010年08月24日

リハビリ生活

今日でもう7試合も試合を休んだことになります。
毎日、フィジカル・セラピストさんのところへ行って、
リハビリをしてもらい、散歩がてら買い物に行って、
ホテルの部屋で自炊をしています。
鍋でお米を炊くのが上手になりました!


明後日、病院へ行ってドクターと話をしに行きますが、
果たしてドクターは、どんな見解なのでしょう?
現在、仕事をしていないので、身体全体の調子は、良いようです。
ただ、基本的な頸椎ヘルニアの症状は、
あまり変わっていないと思います。
首周りの痛み、右腕のしびれなど。


このまま仕事をしないでリハビリを続けていけば、
いつかは回復すると思います。
かなり時間がかかると思いますが・・。


かといって手術となると、場所が場所だけに簡単には決断できません。
恩師の一人であるDick Nelsonさんが電話をくれて、
もし、手術をすることになるのであれば、必ず、セカンド・オピニオン
(他の医師の判断)ももらいなさいとアドバイスをもらいました。
そうですよね、一人の医師の意見だけで判断しては、
あまりにも危険ですよね。アメリカでは、このセカンド・オピニオンは、
当たり前のようです。


しばらくは、このリハビリ生活を頑張ります。

CIMG2830.JPG
■リハビリ生活をしているサクラメントは、
 カリフォルニアの州都です。シュワルツネガー州知事も
 この州庁舎によく来ているはずです。

2010年08月21日

DL入り

皆さん、ご心配をおかけしています。
やはり、DL入りしています。
ドクター・ストップがかかり、来週の水曜日までは、
試合出場を止められています。


昨日、MRIを撮って、そのデータをドクターに診てもらいました。
やはり、頸椎にヘルニアが発症していました。
僕は、もともと頸椎にヘルニアがあると、10年ぐらい前から
言われていましたが、今回のような痛みの症状が出たのは、
初めてでした。


MRIで見ると、やはりかなりはっきりと神経側に
何かが飛び出していました。
ドクターは、水曜日まで理学療法(リハビリ)で治療してみて、
思わしくなければ、神経注射→手術などの手段を選びなさい
と言われています。


水曜日まで、手術の情報などを出来るだけ得たいと思います。
今回のような痛みの中で審判をするのは、こりごりなので、
完璧に治る方法を探していきたいと思います。


皆さんも、何か頸椎ヘルニアに関する情報があれば、
お知らせください。
宜しくお願い致します。


残り試合 カウントダウン 17試合(4試合欠場中)

2010年08月18日

TBSテレビ バース・ディ 出演

先日お知らせした初の欠場試合は、
幸い雨で中止になりました。
その為、昨晩のサクラメントでの試合を初めて
欠場したことになります。


何か本当にバリーとブライアンに申し訳ない気持ちで
いっぱいです。今日、サクラメントで
ドクターに診てもらいます。
少しでも良い状態で試合に復帰できるように
診察してもらいたいと思っています。


日本を発つ少し前から取材を受けていた、
TBSのバース・ディの放送日が決まったようです。
8月21日(土)の午後5時からです。
是非、ご覧ください!

それでは、準備をして病院へ行ってきます!

サクラメントにて

残り試合 カウントダウン 20試合

2010年08月17日

初めて試合を休みました。

1か月前ぐらいから、首、肩痛があり、
悩まされていたのですが、昨晩の試合では、
打球を顔面に受け、そのせいかどうかわかりませんが、
肩甲骨の横奥あたりの痛みが取れず、
ズキズキとした痛みで眠れませんでした。


ちょうど昨日入手した強めの鎮痛剤”ボルタレン”が
あったので、1日の処方量をオーバーしてしまっていましたが、
飲んで何とか痛みは治まりました。


前々からシーズン中は、何とか鎮痛剤を飲んで、
頑張ってやっていこうと思っていたのですが、
昨晩のような痛みが出るのは、ちょっと心配になったので、
病院にいってドクターに診てもらうことにしました。


その為にインジュリー・レポートを書いて、
打球も顔面に受けているので、インパクト・テスト
(脳震盪があるかどうかを検査するテスト)も受けました。


通常、このテストのスコアが悪いと、そのスコアがよくなるまで、
試合に出ることが許されません。
僕の場合は、このテストの結果は、まだわからないのですが、
報告書を読んだリーグが、とにかく今日の試合は、休めと命令されました。


そんなことで、僕のプロ野球人生で初めて試合を休むことになりました。
明日の早朝にサクラメントに移動し、
早ければ明日午後にドクターに診てもらう予定です。


僕の場合16年間仕事として審判をしていて、
少なくとも50回ぐらいは、打球を顔面に受けていると思います。
その結果、脳には幸いダメージがなかったと思うのですが、
どうやら首には、すこづつダメージが溜まっていったようです。
10年ぐらい前に日本で検査してもらった際も、
頸椎にヘルニアがあるといわれてました。


今回の場合も、首を反らせると痛みが出て、
刺すような痛みが首から右手の甲まで走り、同時にしびれがあります。
これは、間違いなく何かが神経を圧迫して起こっているものと
思われます。この際なのでしっかりと診てもらおうと思います。


クルーのメンバーにとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そのためにもしっかりと処置してもらい、
このけがの心配なく試合に出れるようになりたいものです。

2010年08月13日

最後の休日

昨日は、今シーズン最後の休日でした。
でも、移動日も兼ねてだったので、午後2時ごろに
ニューオーリンズのホテルに到着しました。


皆、疲れが溜まっているので、特に何かするようなことは
しませんでした。リラックスできるように過ごしました。


ニューオーリンズで覚えた”シーフード・ガンボ”
を食べることは、欠かせません。


こちらは、昨日もそうでしたが、日本の梅雨のような天候です。
しとしとと雨が降ったりやんだりですっきりしません。
何日か続くそうです。


リーグの中で一番蒸し暑いところなので、
この雨で少し涼しくなっているのが、嬉しいところです。


最後の25連戦、悔いのないように仕事して、
9月8日に帰国したいと思います。

残り試合カウントダウン 25試合

2010年08月09日

内容の濃~い4連戦

昨晩の試合は、延長12回5時間5分という、
僕のこちらでの経験では最長のゲームになりました。
この時期、良い投手は、皆メジャーに上がってしまっていて、
AAA投手は、どこのチームも投壊しています。
前半では、12-3だった試合が、最終的には、負けていた
ホームチームのさよなら勝ちになるぐらいです。
審判にとって関わっている我々にとっては、最悪です。


この試合では、チーフのベリーが3人の選手を退場させました。
これも、この時期、各選手は、いろいろな不満をかかえているものです。
監督の起用法、自分の調子、チームメートとの関係、
そんなことが積み重なって、僕らの判定にぶつけてきます。
そんな状況が重なって”退場”宣告が増える時期でもあります。


その中でも、アメリカ野球らしい出来ごとが起こりました。
12-3で負けているチームの攻撃でした。
1死走者1塁で盗塁をしました。この点差だと、アメリカでは、お互いに
盗塁はしないということで、1塁手は、ベースについていません。
そういう状況で盗塁をしかけてきました。
(監督のサインなのか選手が勝手に走ったのかはわかりませんが・・。)


その次の回の攻撃では、勝っているチームが無警戒な状況の中、
盗塁をしかけてきました。すると、負けているチームのダッグアウトから、
勝っているチームの監督に向かってヤジが飛びました。
これに勝っていたチーム監督も応戦し、乱闘が始まりそうな雰囲気でした。
直後の1球目に負けていたチーム投手の投球が打者の背中に当たりました。


球審であったチーフのバリーは、即座に投手を退場させました。
アメリカでは、誰もが予測できるような結果です。
多分、最初に盗塁をしかけた走者が、勝ってに走ってしまったんで、
このような結果になったのだと思います。
勝っているチームの監督は、口論の中で、「俺が走らせたんだ!」
と言っていたそうです。これは、明らかにやり返したということなのです。


いずれにせよ、いろいろなことが起こったシリーズ(4試合)でした。
ブライアンが休暇で休んでいたので、僕とバリーが1日おきに球審をして、
3塁塁審は、地元のアマ審判、ロンが4日間仕事をしてくれました。
4試合で、退場者6人を出したのでした。(僕とバリーで3人ずつ。)
試合時間も毎試合長く、荒れて大変な4日間でしたが、
僕にとっては、本当に良い経験が出来たと思っています。
今日から相手チームが代わっての4試合です。
がらっと変わって、引き締まった短い試合であって欲しいです。

2010年08月06日

退場宣告!(#2,#3)

こちらでは、当たり前の事ですが、
昨晩の試合で今シーズン2度目の退場を宣告しました。
しかも、いっぺんに2人もです。
別に退場させたことは、良いハンドリングをしたと思うので、
良かったのですが、退場させたのが、
ホームチームの監督とキャッチャーなので、
運悪くこの地アルバカーキで8連戦の初戦だったのです。
もう7試合一緒に仕事をしなければならないので、
そのことが少し憂鬱です。


この日の試合では、初回から際どい投球に対して監督が、
ダッグアウトからこそこそと、「今のはストライクだろう」などと
言っていたので、とてもうっとうしかったのです。
案の定、本塁でのプレーでホームチームに不利な判定をすると、
監督が飛び出してきました。
勿論、判定に自信もあったので、強い態度で抗議に対処できました。


その後、何球か、ホームチームの投球判定に関して捕手が、
不満な態度(捕球後、その場所に長くミットを留めておくような行為)
を示していたので、「すぐに投手に投げろ」。とやわらかい警告を入れていました。
そんな8回に、代わった投手の最初の打者への内角への投球を
2球続けてボールと宣告すると、捕手が、「タク、今の投球は、相手チーム
の投手の時は、ストライクと宣告しているじゃないか」と前を向いたまま
文句を言ってきました。僕は、「投球は、1球1球全て違う軌道なんだから、
いちいち文句言うな!いい加減にしろ!」と最終の警告を入れました。
その後のフォアボール目となる高めの投球をボールと宣告すると、
案の定、捕手はふり返って文句を言い始めました。
僕は、「言っただろ、ストライク、ボールに文句はつけられないって!」
と本当の最終警告を一応入れて、退場を宣告しました。


すぐに監督が飛び出してきて、「タクは、相手の投手の時と違うストライクゾーン
で判定しているじゃないか、捕手が怒るのは当たり前だ!」と言ってきたので、
「監督は、僕が相手チームにひいきした判定をしてるとでも言いたいのですか?」
すると監督は、「お前は、俺を退場させたいのか?退場にしたら気分が良いだろう!
どうぞ、俺は構わないから退場にすれば。」と言ってきたので、
監督に退場を宣告しました。


これから7試合もこのチームと一緒にやらなければならないのは、
嫌なものですが、我ながら良いハンドリングができたと思います。
7試合、しっかりとこのチームと勝負していきたいと思います。

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